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ネット印刷で重視するのは「品質」が最多 価格と信頼性の両立が選定の鍵に NEXER調べ

【2026年3月25日】NEXERは、インクアートと共同でネット印刷の利用実態に関する調査を実施。印刷物発注時に最も重視される要素として「仕上がりの品質」が最多となったことが分かった。

同調査は、印刷物の発注経験または検討経験がある全国の男女128人を対象に、3月5日から3月13日まで実施したもの。名刺やチラシ、冊子などを対象に、ネット印刷サービスの選び方やコスト意識、不安要素について分析している。

印刷物作成時に最も重視するポイントは「仕上がりの品質」が44.5%で最多となり、「価格の安さ」(30.5%)、「納期の早さ」(7.0%)が続いた。品質を重視する理由としては、「第一印象に直結する」「仕上がりが悪ければ再コストが発生する」などの声が挙がり、印刷物が企業や個人の評価に直結する認識が強いことが示された。

一方、価格を重視する層に対し、ネット印刷で期待するコスト削減率を聞いたところ、「11〜20%程度」が28.2%で最多となり、「50%以上」(25.6%)、「21〜30%程度」(20.5%)が続いた。全体として、1割以上のコスト削減を期待する回答が多数を占めた。

ネット印刷サービスの比較時に参考にする情報は「価格」が31.3%で最多となったが、「口コミ・レビュー」(11.7%)、「送料・手数料・追加料金の有無」(10.2%)、「印刷サンプル」(10.2%)なども一定数を占めた。価格だけでなく、実際の仕上がりや利用者の評価を確認する動きが見られる。

また、ネット印刷の利用にあたって「不安がある」と回答した割合は46.1%に達した。不安の内容としては、「仕上がりがイメージ通りになるか」「納期が守られるか」「追加費用の発生」などが挙げられ、対面での打ち合わせがないことによる情報伝達の難しさが課題として浮き彫りとなった。

同調査から、ネット印刷サービスは価格優位性を背景に利用が拡大している一方で、品質や信頼性に対する懸念が依然として残っていることが明らかとなった。サービス選定においては、価格に加え、品質確認手段やサポート体制、実績評価などを総合的に比較することが重要である。

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