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セイコーエプソン 小型のオフィス製紙機「PaperLab(ペーパーラボ)」を開発 水を使わず紙を再生


【2015年12月3日】セイコーエプソンは、世界で初めて水を使わず使用済みの紙から新しい紙を生産できる小型のオフィス製紙機「PaperLab(ペーパーラボ)」を開発した。

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同機は使用済みの紙を投入し、再生開始ボタンを押せば文書情報を完全に抹消した上で、約3分で新しい紙が出力される小型の製紙装置。A4用紙なら1分間に約14枚生産でき、1日8時間の稼働の場合、6,720枚の生産力がある。
製造できる紙は、A4・A3サイズのオフィス用紙や名刺用紙など、紙厚も変えることが可能で、色や香り付きの紙の製造もできる。

紙の精製工程は、まず機械的衝撃で水を使わず紙を綿のような細長い繊維へ変え、文書情報を抹消。さらに繊維化した材料に、さまざまな結合素材を用いることで、用途に合わせて、結合強度や白色度を向上し、色や香り、難燃などの機能を付加できる。

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成型時には密度や厚み、形状をコントロールし、A4やA3のオフィス用紙、名刺用紙など、用途に合わせた用紙を生み出せる。

エプソンでは、「PaperLab」により、自社のプリンタで出力されユーザーが使い終わった紙を、新しい紙につくり変えて使う循環型オフィスを実現することを目標としており、紙の未来を変えるスマートサイクル事業の取り組みを進めていくという。
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このことから「PaperLab」は2016年内の商品化を予定している。

 

なお、PaperLabの開発機は、12月10日(木)から12日(土)まで東京ビッグサイトで開催される環境展示会「エコプロダクツ2015」のエプソンブース(小間番号:4-002)でデモ展示される。

■開発製品の概仕様
名称
オフィス製紙機「PaperLab」
機器サイズ
横幅2.6m×奥行1.2m×高さ1.8m(突起部を除く)

紙生産スピード
14枚(A4用紙)/1分

生産できる紙
サイズ:A4、A3
種類:オフィス用紙、名刺用紙など厚みの異なる紙、色紙(シアン、マゼンダ、イエロー、およびそれらを調合した色)

原料として使用できる紙
一般コピー用紙(A4、A3)

商品化時期

2016年内


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