【速報】「FOOMA JAPAN 2015 国際食品工業展」(主催・一般社団法人 日本食品機械工業会)が6月9日、江東区有明の東京ビッグサイトで開幕した。同展は食品機械・装置および関連機器に関する技術や情報サービスの総合展。日本をはじめ世界から681社が出展し最新の機器を披露し、情報を発信している。開催は12日(金)まで。
今回は速報第1弾として、注目の出展者を動画などでリポートする。
武藤エンジニアリング㈱(☎0422・76・7111)は「食品業界向けディスペンスソリューション」を展示した。同社のシステムはチョコなど液状の食材を使い、絵や文字を印字・描画できる。
「デコレーションシステム」はタッチペンでアプリケーション上にデザインした絵や文字をそのまま印字描画できる。
「チョコレートオーナメント 造形システム」は高さ2~3㎝程度の立体造形物をチョコレートで作れる。
これらはヘッドとツールの組み合わせで、さまざまな加工が可能で、このほかに「多色デコレーション」「スプレーコーティング」などのシステムもある。
マサミ産業㈱(☎048・223・2283)は、㈱ニューマインド(☎03・5822・0271)の可食プリンタシステムを実演した。同機は主にクッキーやせんべい、くだもの、ケーキなどへの印字向け。最大印刷サイズは420×42mm、最高出力解像度は1200×1200dpi。
㈱タカラ(☎03・3707・5122)はラベラー「BA6000」を展示した。同機はアプリケーターが吸引圧着仕様であるため、柔らかい素材や曲面のある商品でもむらなくラベルを貼付できる。
http://youtu.be/SS9zsrN975c
㈱ドーワテクノス(☎092・473・4136)は、アースエンジニアリング㈱製の積層ラベル専用ラベラー「KSラベラー240R」を実演した。実演には㈱佐々木印刷(☎0197・69・2111)が特許を持つ剥離紙なしラベル「連ラベル」を使用。1分間に最大240枚の貼付能力があり、99.9%以上という高い歩留りで正確なラベリングができるという。
ドーワテクノスの葛城正憲営業推進部長は「積層タイプの剥離紙なしラベルは、貼付の際の歩留まりの悪さが弱点だったが、当社の製品はそれを克服した。今後は欠点が出る確率を1万枚に1枚まで減らすことが目標」と意気込む。
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