デジタルラベル印刷機は小型機ブーム到来
三條機械製作所(ブース6-23)は参考出品の小型のデジタル印刷機「SEP-300」を実演した。同機は電子写真方式を採用し、毎分最大7mの印刷速度をもつ。ユポ紙やアート紙など比較的素材を選ばず印刷でき、会場でもこれらのプリントサンプルを配布した。搬送はロールtoロール。
印刷時には2点にマークを打ちながら印刷するため、それを読み取り抜き加工することで、ズレのなく処理できるという。
担当者は「価格や発売日、詳細なスペックなどまったく決まっていない。今回、来場者の意見を聞きながら、発売の可否も含めて決めていきたい」としているが、参考出品ながら会場ではサンプルの配布も行うなど、積極的に製品をPRしており、今後の動向に注目が集まる。
このほか、型番未定の凸版間欠輪転機も披露され、凸版4色とラミ1色による最大210ショットの性能を披露した。
同ブースでは丸紀印刷の金光雅志社長によるラベル印刷の技術講座「金光塾」の出張講義が行われ、多くの関係者が訪れたことでも話題をさらった。
エプソン販売(1-23)は、ラベルプリンタ「TM-C7500」と、ソルテック工業の「アブソルダイカッターミニ」をインラインで接続し、プリントから抜き加工、カス上げまでをインラインで行った。
担当者は「ラベル20枚を10秒弱で印刷し、後加工まで可能。小型機でもここまでできるということを見ていただきたい」と話す。
同社のラベル関連では「SurePress」シリーズがパネルとカタログでの展示だった。
マイクロボード・テクノロジー(F6-12)はラベル用デジタルプリンタ「AFINIA R635」を展示。こちらも今年発売した後加工機のデジタルフィニッシャー「DLF-1000」とインラインで接続しデモを行った。
R635はシングルパス4色のカラーレーザープリントヘッドを内蔵。ロール紙を毎分最大9.14mでプリントできる。
後加工機のDLF-1000はロール搬送のカッティングプロッタで、カット速度(刃の進む速度)が毎秒800mmと、R635に連動しての後加工に対応する。本体も1000(W)×600(D)×780(H)mmとコンパクトで、「オフィス一部に設置しての生産も可能」と担当者。
用途で新展開の岩崎通信機
岩崎通信機(ブース2-7)は、UV-IJラベル印刷機「LabelMeister EM-250W」を実演し、多数のサンプルを展示した。
同機は白インク対応の5色機で、最高印刷速度は毎分50m。UVインクを使用しており、フィルムも含め印刷する機材を選ばないことが特徴。
ブースは駄菓子屋のようにお菓子の入ったびんを並べ、そのびんにEM-250Wでさまざまな基材に印刷したラベルを貼付して、対応力の高さをアピール。また糸井重里氏プロデュースの稲の栽培セット「田んぼキット」で外箱用テープにつかわれた事例なども紹介した。
担当者は「一般印刷の会社からも声がかかる。企業のアイデア次第では、ラベルに限らず用途の幅が広がりそう」とIGASで新たな展開があったことを示した。
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