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【年頭所感】日本印刷産業連合会会長 北島義斉 「感動と夢を与える新しい産業へ」

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【2023年1月1日】令和5年の新春を迎え、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
旧年中は、日本印刷産業連合会(日印産連)の運営に多大なるご支援・ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。

昨年の日本経済は、新型コロナウイルスの感染防止対策と経済活動の両立が進み、行動制限が緩和されるなど、持ち直しの動きが見られました。一方で、地政学リスクによるサプライチェーンの混乱や原材料コストの高騰、円安の進行に加え、中国等をめぐる貿易摩擦、米欧を中心とした物価高や利上げなどにより、依然として先行き不透明な状況が続きました。

印刷業界においても、用紙をはじめとした原材料価格やエネルギー費の高騰など、厳しい経営環境が続くなか、政府が掲げる成長と分配の好循環による「新しい資本主義」の実現に向けて、重点分野でもある「グリーントランスフォーメーション(GX)」や「デジタルトランスフォーメーション(DX)」を推進し、新たなビジネスチャンスの拡大につなげる動きも見られました。

こうしたなかで日印産連は、「Change Together 感動と夢を与える新しい産業へ」をスローガンに掲げ、SDGsのゴール達成に向けた活動を積極的に展開しています。
私たちは、地球環境の課題解決に対する人々の関心の高まりを受けて、昨年「印刷産業の2050年カーボンニュートラル宣言」を発信いたしました。従来からの省エネ施策のさらなる促進や、再生可能エネルギーの導入促進などを通じて、印刷業界全体の生産性向上、エネルギー使用量の極小化に努めてまいります。また、SDGsのゴールとも連動して、環境配慮された工場を認定する「グリーンプリンティング(GP)」の事業拡大にも、さらに注力していきます。

また、あらゆる産業を顧客とする印刷産業は、多くの取引先との関係を有しており、経済産業省の指導の下、サプライチェーン全体の取引条件を改善していくことを目的として、「下請適正取引の推進に向けた自主行動計画」を2022年に策定しました。今後も本計画を会員企業に徹底するとともに、定期的なフォローアップによって確実に実行していきます。

長引くコロナ禍をきっかけのひとつとして、私たちの働き方や生活様式、そして市場環境も大きく変化してきました。そこで日印産連は、長期的な視点に立って未来を見据え、「持続可能な環境・社会・経済」を実現していくため、会員10団体とともに、2030年の印刷産業のあるべき姿を描く新たな「グランドデザイン」の策定に着手しています。

今年の「9月 印刷の月」は、4年に一度の「印刷文化典」です。多くのご来賓や会員企業の皆様が一堂に会し、盛大に開催できることを願っています。
日印産連はこれからも、会員10団体の皆様との連携を一層深めて、業界の持続的発展に努めてまいります。皆様には、これまで以上のご支援、ご協力をお願い申し上げますとともに、ご繁栄とご健勝を祈念して、新年の挨拶とさせていただきます。

 

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