【2018年11月8日】日本印刷産業連合会(日印産連)は11月7日、東京土地千代田区の経団連会館・経団連ホールで「2018グリーンプリンティング(GP)認定制度式典」を開催した。
「2018グリーンプリンティング認定制度式典」では、「GP関連の表彰式」および「印刷と私コンテスト表彰式」を行った。
また、印刷の環境配慮とGP制度への期待をテーマとしたパネルディスカッションや、小山薫堂グリーンプリンティングPR大使とゲストによるトークショーも行われた。
冒頭、日印産連の浅野健副会長が次のようにあいさつした。
GP認定は継続していくことで工場周辺の皆様の騒音や悪臭などが減少し、地球環境への負荷も大幅に減らせる。また、GPマークを付けていただくことで、消費者にも伝わり、広く社会にアピールできる。
日印産連では3年前から、GP製品を多く使用していただいたクライアントに「GP環境大賞」を、GP製品を多く生産した印刷会社に「GPマーク普及大賞」を設けた。
また、昨年からは小山薫堂PR大使の発案で、「『印刷と私』エッセイ・作文コンテスト」が始まった。
今年はさらにサプライヤー向けに「GP資機材環境大賞」を新設している。
われわれとGP認定は、大きな責務を担っており、これらを社会の発展につなげていきたい。
ここからは、少し私の思いを伝えたい。
印刷物は人類が最初に手にしたマス媒体だが、世の中には森林資源の破壊の元凶という人いる。これは完全にフェイクニュースだ。日本の製紙メーカーは海外で植林し、短い期間で生育するアカシアやユーカリを育てており、間伐材も活用している。
けっして用紙が森林資源の破壊の元凶になることはない。私たちは印刷物を製造する工程で、環境負荷を減少する工程を続けていく、消費者の皆様にも訴求する努力を続けいきたい。
クライアントの皆様もうまく使い分けて、印刷物も時には利用していただきたいと思う。
GP環境大賞等表彰式では、浅野健副会長がプレゼンターとなり、各賞受賞者を表彰した。
【2018GP環境大賞・準大賞】
「2018GP環境大賞」では、「GP大賞受賞」のNTTタウンページ、大阪商工信用金庫、埼玉県議会、タカラトミー、「GP環境準大賞」のジェイアール東日本企画、生長の家、東京都、東武鉄道、レインボー薬品がそれぞれ表彰された。
【2018GPマーク普及大賞・準大賞】
「GPマーク普及大賞」は六三印刷が、「GPマーク普及準大賞」は、伊藤印刷、岩岡印刷工業、笠間製本印刷、文伸がそれぞれ受賞した。
【2018GP資機材環境大賞】
「GP資機材環境大賞・資材部門」は富士フイルム、「GP資機材環境大賞・機材部門」はSCREENグラフィックソリューションズがそれぞれ表彰を受けた。
また、表彰式終了後はパネルディスカッション「GP制度をもっと普及させるために」が行われた。【別掲予定】
「『印刷と私』エッセイ・作文コンテスト」表彰式では、一般の部・小山薫堂最優秀賞「魔法をみる瞬間」の萩原由美さん(東京都)や、小学生の部・小山薫堂最優秀賞「ぼくにとっての朝のにおい」長谷川慶佑くん(福島県、小学2年生)らをはじめ、受賞者を表彰した。
受賞者の詳細は以下から。
小山薫堂氏が審査委員長の「第2回『印刷と私』エッセイ・作文コンテスト」の選考結果を発表
表彰式終了後は、「印刷と私」トークショーが行われ、小山薫堂氏とイラストレーターの小池アミイゴ氏が印刷との関わりなどについて話した。【別掲予定】
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