武藤工業　日本初展開サイズのUVフラットベッドプリンタ「XpertJet 1462UF」を発売

【2023年8月1日】武藤工業は8月1日、フラットベッド UV‐LED プリンタ「XpertJet 1462UF」を発売した。
「XpertJet 1462UF」は、これまで日本の UV フラットベッド市場では展開されていなかった 1,420ｍｍｘ700mm のテーブルサイズで高生産性、高画質を両立し、多様なユーザーニーズに応えるものという。

同機には、新開発の４インチUV‐LEDランプを2基搭載し、カラーとホワイト・バーニッシュを独立させたスタガ（千鳥）配列のデュアルプリントヘッドが、2レイヤー印刷の高速化を実現。極限まで精度を高めた高剛性ボディとMUTOH独自のアルミレール構造による高いインク着弾精度で、安定した高画質印刷を可能する。
また、最大で1,420✕700㎜、厚さ150㎜、重量50㎏/㎡のメディアに対応。吸引力を4段階に制御できる4分割バキュームテーブルと治具を固定するサービスホールを備えたテーブルユニットにより、高いメディア対応力があるという。

新開発の 4 インチ幅 UV‐LED ランプは、出力条件に合わせて UV‐LEDランプの照射をセグメント単位で個別にコントロールする「UV‐LED ローカルディミング制御技術」との組み合わせにより、双方向プリントでも最適なインク硬化を実現する。

スタガ配列のデュアルプリントヘッドは、1つ目のヘッドでCMYK、2つ目のヘッドでホワイト/バーニッシュを印刷。2レイヤー出力の生産性が大幅に向上した。点字や2.5D印刷にも対応する。
プリント速度は一層出力（カラーまたはホワイト・バーニッシュのみ）および 2 層出力（4C+ホワイトまたはバーニッシュ）で共通。

新設計の高剛性・高精度筐体を採用したことに加えて、MUTOHの伝統技術「アルミレール構造」の調整によりインク着弾精度がさらに向上。安定した高品質の印刷を可能にした。

対応メディアサイズは 1,420mm x 700mm で大型看板から小物の印刷物までの幅広い用途に対応。
4 分割バキュームテーブルは、吸引力は 4 段階（高、中、低、OFF）から選択可能。

このほか、離れた場所からでもプリンタの状態を一目で確認できる「LED 表示灯」や自動的にノズル抜けを検知し、クリーニングする「自動ノズルチェック機能」、「メディア自動検知」「インク循環システム」などの機能を搭載した。
また、オプションでは、メディア表面の静電気付着を防止する「イオナイザー（オプション）」なども用意している。
本体価格は、9,300,000 円（税別）。

同社では、日本をはじめ、米国や欧州、オーストラリアなどで順次発売を予定している。