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ローランドDG 同社初のレジンインクモデルを含む 大判プリンタの新製品6モデルを世界同時発表

【2023年1月27日】ローランド ディー.ジー.(ローランドDG)はこのほど、大判インクジェットプリンタ(IJP)「TrueVIS(トゥルービズ)シリーズ」の新製品6モデルを世界同時発表した。

発表されたのは、同社初のレジンタイプ「AP-640」や、UV タイプで優れた生産性を持つ「LG-640/540/300」、同タイプのエントリーモデル「MG-640/300」。

TrueVIS シリーズは、広告・看板製作用の大判インクジェットプリンタのフラグシップ製品。2016 年に初代モデルを発売以来、その最大の特長である「見る人の心を動かす圧倒的な表現力」がグラフィック製作のプロの方々から高い評価を得てきた。

AP-640

新開発のレジンタイプ「AP-640」は、出力物を選ばない汎用性が特長。
新インクと専用印刷設定「True Rich Color 3」の組み合わせにより、レジンでありながら色が沈むことがないナチュラルな発色が特長で、メディアの風合いを活かした表現力を持つ。溶剤をほぼ含まないインクは、仕事環境や施工環境にやさしい。

新開発の700ml大容量インクカートリッジはパウチ交換式で、スプリング機構がインクパウチを巻き上げ、インクを無駄なく使用できる。
インクヘッドは、スタガ配列を採用し、出力速度と画質の両方を担保している。
メディア幅は259 ~1,625 mm、最大出力幅は1,615 mm。
レジンタイプでは大きくなりがちな、乾燥装置もコンパクトにしており、幅2,886×奥行836×高さ1,550mm、重量266kgと省スペース化を実現した。

「LG」「MG」シリーズ

また、「LG-640/540/300」は、高精細な出力と特殊印刷が可能な UV タイプのプリント&カットマシンのフラッグシップモデル。
出力物は立体感を持った厚みを出すことが可能で、触って感じられるアート作品の再現や、点字などのユニバーサルデザインの制作でも力を発揮する。
「MG-640/300」は、エントリーモデルで、「LG」シリーズとは、インクパックの大きさや生産性が異なる。

「MG」「LG」両シリーズともに、選べるインクは、4色から8色までの7つの構成。また、メディア巻取り装置を標準装備している。
メディア幅は「LG-640」が335~1,625 mm、「LG-540」が95~1371 mm、「LG-300」が182~ 762mm。出力幅が「LG-640」が最大1600 mm、「LG-540」が最大1346 mm、「LG-300」が最大736 mm。

コメント

グローバルセールス&マーケティング本部 本部長 Tony Miller

プリンタの性能やインク技術の進化により、一つのインクタイプでできる仕事の幅は大きく広がっています。しかし、場所や用途に合わせて、より相性の良いベストソリューションをご利用いただけるよう、お客様の選択肢を増やしていくことが重要だと考えました。

多様化するお客様のニーズに、きめ細やかにお応えしていくことが、“世界中の人々に創造することの楽しさや、圧倒的な表現力のTrueVISに、レジンとUVの 6 モデルが新登場。
ラインナップを大幅拡充し、多様化するサイン&グラフィックスのニーズにお応えします。
そこから生まれる感動を提供したい”と考える当社の使命です。レジンと UV を加え、全 10 モデルに大きく拡充した新しい TrueVIS シリーズを通して、お客様と共にサイン&グラフィックスビジネスの未来を創り上げてまいります。

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