【2022年7月13日】イメージ・マジックは7月13日、新型DTFプリンタ「TransJet DTTS-P302」の予約販売を開始した。発売は9月上旬を予定している。
DTFプリンタは、テキスタイルプリントなどで用いられる新しい転写方式で、プリンタ部分と粘着剤を塗布するバインダー塗布機部分で構成される。
従来の昇華転写プリントとは異なり、出力後の切り抜きが不要で、転写後の糊残りがない。
新製品の「TransJet DTTS-P302」は、省スペース型でありながら量産向けで、上位機種並みの高速出力が特長。出力幅は300㎜と小型だが、工場モデルの量産機「DTTS-P600」と同じ高性能ヘッドを採用。インク供給システムも国産パウチインクを搭載し、標準設定でも実測値ベースで8.39㎡/hの出力スピードを実現した。
この日本製パウチインクの採用により、低温・低湿環境下での吐出不良を解消。ボトル式の課題であったノズル詰まりのない安定稼働も実現している。
作業面でもパウチから直接インクを補充できるため、プリンタにインクを補充する必要がなくなり、スムーズな連続出力が可能になった。
本体サイズは、プリンタ部分が970(W)×870(D)×1230(H)mm、重量65kg。バインダー塗布機部分が620(W)×1040(D)×600(H)mm、重量45kg。設置面積は、「DTTS-P600」に比べ、3分の1程度となった。
この小型化により、オフィスビルやマンションの入り口からでも搬入可能となり、「導入したいが建物に入らない」「置くスペースが足りない」といった購入希望者からの声に対応する。
プリンタ、バインダー塗布機ともにキャスターが装備されており、設置後の移動も可能。
これらにより、オフィスや店舗・工場兼用の場合での導入がよりしやすくなり、小規模事業主や起業家の導入も促進する。
なお、同機は今日7月13日、明日14日(木)、仙台市で開催の「SOPTECとうほく2022」で展示される。
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TransJet DTTS-P302の詳細
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