【2021年8月19日】日本HPは8月18日、オンラインセミナー「トピック:サステナブルな大判プリントソリューションとは『HP Latex +ユポグリーンシリーズ』」を開催した。
内容は、同社の「水性 HP Latex インク」とユポ・コーポレーションの「ユポグリーンシリーズ」を使った環境負荷の少ないプリントについてで、インクの高いプリント品質やVOCなどの排出抑制などを紹介した。
セミナーでは、霄洋明氏が進行役を務め、ユポ・コーポレーション営業部 営業2グループマネージャー 佐藤公治氏と同開発部アプリケーション開発グループ シニアマネージャー 高橋友嗣氏が講師として参加した。
「ユポグリーン」の紹介では、まず合成紙「ユポ」が商業印刷用として使用されていることを紹介。「HP Latex」との組み合わせでは、屋内外の掲出物で使われている。
「ユポ」はもともと透明フィルムを紙に近づけ、白色の用紙として発売したもの。
フィルムを白くするために空孔を活用しており、体積の割合に比してプラスチック使用料は少ないため、減プラ・CO2削減に貢献できる。
ポスターやタペストリーなどで活用されているのはもちろん、白紙でありながら光を通すため、電飾看板としても採用されている。
また、水に強く、紙では使用できない場所での活用が可能。
主原料はポリプロピレンと炭酸カルシウムだが、「ユポグリーン」ではバイオマス樹脂を配合し、さらに環境対応している。
「HP Latexインク」は現在、第4世代。ユポとの相性が良く、屋内外の掲出物で、鮮やかなグラフィックをプリントできる。
従来品では、弱かった濡らしやテープ剥がしにも強く、デモンストレーションでは、ユポ・コーポレーションが行った実験結果を紹介し、密着性の高さをPRした。
また、HPでは、ドライヤーを当て変形させた場合でも「HP Latexインク」が割れない様子を実演。さらに温風を当て元に戻しても色合いなどに大きな変化がないこともアピールした。
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