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リコージャパン カラープロダクションプリンタ「RICOH Pro C9210/C9200」で圧着ニスを実現 DMを少量化

【2021年3月4日】リコージャパンはこのほど、カラープロダクションプリンタ「RICOH Pro C9210/C9200」で、他社加工機との組み合わせで、UVニスによる圧着をV折りやZ折りのハガキへ可能にした。
これにより、情報量が多く訴求力の高いダイレクトメールを、カラープロダクションプリンタを用いて低コストのオンデマンド印刷に対応できる。

圧着ハガキを作成するための圧着方式には、UVニス圧着のほか、PPフィルム圧着やフチ糊圧着がある。しかし、カラープロダクションプリンタの場合、UVニス圧着ハガキ加工を行うと印刷面が剥離しやすく、圧着時の強度などに課題があった。

今回可能となったUV圧着ニスは、「RICOH Pro C9210/C9200」に広瀬鉄工社のニスコーター「広瀬鉄工製SAC-18」や互応化学工業社のUV圧着ニス「プラスサイズOP-5267」といった加工機を組み合わせて実現した。
PPフィルム圧着と比べてコスト面で優位なほか、環境対応の一環で一部の自治体で求められているはがきとPPフィルムの分別廃棄の手間がかからないため、より手軽に圧着ハガキを活用できる。

現在、新型コロナウイルスの感染拡大により、ダイレクトメールニーズが拡大。特に近年は、ユーザーの属性や指向にあわせて訴求したい情報を差し替える「One to Oneマーケティング」が広がっており、多品種小ロット印刷が求められていた。
今回の発表はこのニーズに応えたもの。

 

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