【2024年10月3日】ペーパルは、日本の林業を応援し脱炭素につなげる「ゼロCO2ペーパー」で、CO2排出量オフセット累計が20トンを突破した(2024年9月末)。
ペーパルは1890年(明治23年)創業の奈良の紙メーカー。SDGsへの取り組みを推進しており、2020年4月から「フードロスペーパー」プロジェクトを立ち上げ、「kome-kami」や「クラフトビールペーパー」、「momi-kami コートボール紙」、「vegi-kami にんじん」を開発した。
「ゼロCO2ペーパー」は、紙の製造過程で発生するCO2排出量を、森林保全などのカーボンクレジットを活用してオフセット(埋め合わせ)する紙素材。 環境負荷を削減しながら、品質の高い紙を提供することを目的としている。森林の「温室効果ガス吸収」の取り組みで、国が認定した「Jクレジット」のみを活用することで、林業の付加価値の向上に繋げる。
今回「ゼロCO2ペーパー」に共感した企業などがカタログやパンフレット、名刺などに採用したことで、CO2排出量オフセットが累計20トンに到達した。
さらに、奈良県吉野郡天川村のカーボンクレジットを50トン分を調達。これは同村が「永遠の地球 プロジェクト」として適切な森林管理をすることで、CO2を吸収した取り組みという。
今後、同社はゼロCO2ペーパーや印刷物を通じ、林業の魅力を伝え、未来の林業を担う人々を増やしたいとしている。
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