【2017年9月9日】凸版印刷はこのほど、NFC対応スマートフォンで読み取るだけでWebブラウザに判定結果を表示できる、クラウド認証機能付きICタグを開発した。
今回、セキュリティ認証機能を持つ「真贋判定タイプ」と、開封情報を記録できる「開封検知タイプ」の2製品をラインアップ。酒類や服飾品、家電製品などを取り扱うメーカーなどに向け、2017年内に販売を開始する予定。
同製品は、NFC対応スマートフォンをかざすだけで、専用のアプリなしに読み込み、その認証結果をWebブラウザに表示できるICタグ。
タグに格納されている個別のID情報や認証情報から可変のURLを生成し、その値をクラウド認証した結果としてWeb ブラウザに表示し、真正性を確認できる。
今回は、剥がした際に壊れる脆性ラベル構造を採用した「真贋判定タイプ」と、アンテナ回路とは別に断線を検知する回路を持ち、検知回路が断線した後もICタグとして機能する「開封検知タイプ」の2製品を開発している。
価格は「真贋判定タイ」が1枚約80円、「開封検知タイプ」が約40円(100万ロットの場合)。
なお、本製品は、2017年9月13日(水)から15日(金)に開催される「第19回自動認識総合展」(会場:東京ビッグサイト)のトッパンブースで展示展示される。
凸版印刷は今後、本製品をブランドプロテクション用途向けを中心に拡販、2018年度に関連サービスを含め、約10億円の売上を目指す。
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