【2015年4月5日】凸版印刷は、電源が不要で夜間に光る「防災・減災用蓄光フィルム」を開発した。
避難誘導サインや防災グッズの包装材などの用途を想定し、2016年6月中旬よりサンプル出荷を開始する。
「防災・減災用蓄光フィルム」は、太陽光や屋内光などの光エネルギーを蓄えることで、約12時間の自己発光が可能な蓄光フィルム。
凸版印刷独自のコーティング技術により、基材となる耐候性フィルムに高輝度な蓄光顔料を積層している。これにより、従来の屋外向け蓄光フィルムと比較して約2倍の発光時間を実現している。
また、ロール原反での提供が可能なため、加工適性が高い。製品の寸法は最大200㎜幅、厚さ約800μmのロール形状、構成部材はPET樹脂、アクリル樹脂、フッ素樹脂 ほかで、発光色青色。耐水性もあり、水中に500時間放置しても発光する。
蓄光フィルムの展開例
凸版印刷では今後、サンプル提供により実証評価を行うとともに用途開発を進め、自治体向けに拡販、2020年に約20億円の売上を目指す。
なお同製品は、2016年4月6日(水)から8日(金)まで開催される「第7回高機能フィルム展」(会場:東京ビッグサイト)のトッパンブースで展示される。
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