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TOPPAN ポリオレフィン単一構成の液体用途向けスタンディングパウチを開発 課題解決しリサイクル適性を向上

【2024年4月23日】TOPPANはこのほど、ポリオレフィン単一構成でリサイクル適性を向上させた、液体用途向けスタンディングパウチを開発した。
同製品は4月から、ユニリーバ・ジャパンのパーソナル ビューティーケアブランド「ダヴ(DOVE)」のクリーミー泡洗顔料シリーズつめかえ用に順次採用される。

通常品 「ダヴ クリーミー泡洗顔料シリーズ つめかえ用」

これまで、パウチ素材では、ポリオレフィン単一の場合、PETやナイロン、アルミに比べて物理的強度や耐熱性が低く、遮光性やバリア性などの機能を付加させることも難しく、液体用途向けのパウチへの展開は困難だった。

新製品は、積層する各フィルムをポリオレフィンでの単一構成でありながら、従来の製品と同等の耐衝撃性や易カットなどの機能を併せ持ち、液体用途向けパウチとして使用できる。
これにより、従来の複合素材構成のパウチに比べて、リサイクル適性向上が期待できる。

開発の背景には、持続可能な社会の実現に向けた世界的な機運の高まりがあり、環境負荷を低減するパッケージにも注目が集まっていることなどがある。
ユニリーバは2025年までに「プラスチックパッケージを100%再使用可能・リサイクル可能・堆肥化可能にする」「非再生プラスチックの使用量を半減する」「販売する量よりも多くのプラスチックパッケージの回収・再生を支援する」という世界共通の目標を発表している。

一方のTOPPANも、中期経営計画の目指す姿を「Digital & Sustainable Transformation」とし、循環型社会実現への貢献を目指してパッケージ事業でなリサイクル関連技術の開発をすすめている。

ダヴ ブランドページ
https://www.dove.com/jp/skin-care/face-wash.html

パッケージを起点としたTOPPANグループのサステナブルブランド「SMARTS」
https://www.toppan.com/ja/living-industry/packaging/sustainability/

 

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