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【開催中レポート②】「日経メッセ街づくり・店づくり総合展」　加工機・サイネージ編　東京ビッグサイトで明日3日まで

【2023年3月2日】「日経メッセ街づくり・店づくり総合展」が2月28日（日本経済新聞社主催）、江東区有明の東京ビッグサイトで開幕した。
開催は明日3月3日（金）まで。

同イベントは「JAPAN SHOP」や「リテールテックJAPAN」「建築・建材展」「SECURITY SHOW」「ライティング・フェア」「フランチャイズ・ショー」などの展示会群からなる見本市。
レポート②では、プリンタ以外の加工機やサイネージ、サービスなどをレポートする。

【開催中レポート①】「日経メッセ街づくり・店づくり総合展」　プリンタ編　東京ビッグサイトで明日3日まで

レポート②

ユーボンは切削機の「ルーターマンLD1313A」をデモンストレーションしている。同機は、厚手のボードなどを切断、彫刻加工できるシステム。オートツールチェンジ機能付きで、作業間のダウンタイムを削減する。
作業エリアはW1300×D1300×H170mm、本体サイズがW2110×D2200×H2060mm。
価格は本体4,570,000円、制御ボックス590,000円。
デモでは発泡塩ビを切り出し文字やレリーフを作成していた。

レザックはZUNDのカッティングプロッタ2機種を出品。「ZUND G3 L-2500」は、メディアサイズが幅1,800mm×長さ2,500mm、厚さは50mm（オプション110mm）まで対応し、最高速度は1,414mm/s。
「同S3M-800」は幅1,330mm×長さ830mmの小型機で、最高速度1,414mm/s。
担当者は「円安の影響あるが、ZUNDが最も売れている。以前に比べ、より便利で手ごろな価格になっているので導入を検討する企業も多い」としている。

トライ/東日印刷は、SDGsに即した屋外広告用ソフトサイネージを紹介している。
ブースで展示のソフトサイネージ「LUFAS」は、メディアにPETボトルリサイクルした素材を活用している。また、エッジ(ロック)ラバーに国際特許があり、専門的な知識がなくともたるみやシワを出さずに張れるという。
防炎認定を欧州と日本で取得予定としており、ロック部分はシリコンラバーを使用し有害物質の発生がないことから、安全面や環境面でも優位性がある。

担当者は「布製のサイネージは、軽く折りたためることから、展示会など繰り返し使える。設置に職人を用意する必要がなく、設営も早い。この当社ブースも、近隣で一番早く人美が終わった」と話す。
さらに、モバイルケースで持ち運びも可能で、輸送のコストなども削減できる。

原町サインは「Recoボード」を展示。このボードは、使用済みのパネルや、容器を生産する過程の端材を原料としたリサイクル・環境配慮型のパネル。
このほか、アクリルで作ったお雛様も展示しており、サイン・ディスプレイ業者としての環境配慮や技術力をPRした。

サイン業者では、サインアーテックがPOPコーンを展示。
工事用のパイロンにPRや注意喚起のデザインを施したもの。サイズは、高さ300㎜、600㎜、1200㎜の3種を展開。素材も「遮光」「乳半」「透明」の3種類を用意しており、さまざまな用途に対応する。
担当者は「コロナ禍で人の流動が少なかったが、今後は人出が予想されることもあり、行列などでコーンが活用されるケースが増えると思う」という。

neon odeは、非接触技術・中空ディスプレイを展示し、モジュールやセンサーを紹介した。
同社展示の中空ディスプレイは、特殊なメガネなどを使用せず、中空に映像を浮かび上がらせる。
また、センサーなどを活用し、タッチパネルを代替できることから活用が広がっている。
用途想定は、病院の受付や銀行のATMなどという。
「視野が狭いことを逆手にとって、暗証番号の入力などでの採用を見込む」と担当者。

サウンドグラフは、各種ビジョンを展示。
「LED高精細べゼルレスビジョン」は、ビジョンの外枠がなく、ボックス型など自由な配置が可能な製品。
また「透過型ビジョン」をブース前面に展示していた。
このほか目立ったのは「Googleドライブ連動型サイネージ」で、クラウドサーバーにデータを置いて、その映像を配信するタイプ。