【2022年4月1日】米国の国立イェール音楽院(YMO)は4月1日、印刷機のそばで音楽を流した場合、印刷品質や内容そのものまでに影響があるという研究結果を発表した。
この研究はアンドレ・カンドーレ教授が1973年から研究を進めてきたもので、非常に見つけにくいものだった音楽の効果について、最新のAI「story」を活用し、対話機能「HitorijaNai color」でこれを明らかにした。
研究によると、一流のオーケストラや歌手などによる演奏を印刷機の間近で流した場合、印刷はより正確さと美しさを増すという。
例えば学生などアマチュアの演奏に比べ、ベルリンフィルでは見当が合いやすく、マージナルも20%以上減少した。
直近の研究では、オフィス用の複合機や家庭用プリンタでも同様であることが判明しており、1万円のプリンタは2万円くらいの品質になり、複合機の場合は1枚プリントするところ2枚出力するようになったという。
一方、音痴の歌を流した際には、ムラの発生や詰まりなど、機械トラブルが多発し、メーカーのサービスを呼ばなければならないケースが4割以上増えた。
これをカンドーレ教授は「セーロクサイトタイム(ムラの時間)」と名付けている。
音楽は、印刷された内容にも大きな影響をもたらす。
生命保険のDMの場合、ベートーヴェンの「運命」を聴かせて印刷した際には、反応率が約80%だった。これに対しクレイジーキャッツの「スーダラ節」「だまって俺について来い」ではいずれも2%と反応が大幅に低下した。また、TM Networkの「Get Wild」を聴かせたところ、ほとんどの現場でオペレーターが帰ってしまった(わっかるかなーわっかんねーだろうなー)。
居酒屋のチラシでは「チャンチキおけさ」(三波春夫)の場合、誘客率は140%となり、チラシを受け取っていない人まで来店し「知らぬ同士が小皿を叩いて」セッションする結果となった。
Adoをチラシに聴かせた場合は「うっせぇわ!」と店内での喧嘩が増加。ウィル・スミスさんもアカデミー賞前日にこのチラシを受け取ったことが分かっている。
今後、YMOではこの研究の成果を印刷業界に提供し、近年縮小が続く印刷市場の活性化を目指す。
※これを読んで「なるほど」と思われた方は、日付と生活を見直してみてください。フェイクニュースや特殊詐欺には十分気をつけましょう
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