【2021年4月27日】共同印刷はこのほど、印象派の巨匠クロード・モネ 「睡蓮」 の高級複製画を、限定300部のエディションで制作、販売を開始した。
今回の複製画は、所蔵元の国立西洋美術館より正式な監修を受け、共同印刷のスクリーン印刷の独自技法「彩美版」で再現したもの。
また、同社が独自に開発したセキュリティシールを証明書に貼付。スマートフォンなどでフラッシュをたいて撮影すると、作品が共同印刷の発行する真正な複製画であることを判定できる。
東京・上野の国立西洋美術館の礎となった「松方コレクション」を代表する一枚、クロード・モネ 《睡蓮》 は、晩年のモネの様式をよく示す重要な作品。1890年代末から30年近くにわたり、モネはジヴェルニーの自宅の庭に作った睡蓮の池を題材にした作品を200点以上制作している。
本作「睡蓮」では、画面全体に描かれた睡蓮の池の水面に、水面、反映像、水底という異なる層の重なり合いによる、深みのある絵画空間が形作られている。色鮮やかな睡蓮の花々と水面に映る柳や空、垂直方向に強調された筆触と濃い水の青は、水中の奥深くまでも観る者の意識を導いく。
画寸は天地52.9cm×左右53.0cm、額寸は天地66.1cm×左右66.1cm×厚さ2.8cm、重量約3.1kg。価格は154,000円(税込み)。
モネの作品を含む、一万点以上の作品などからなる「松方コレクション」は、一度は離散したが、1959年にそのうちの375点がフランスからの寄贈返還という形で日本に戻り、その保存・公開のため設立された国立西洋美術館に収蔵された。
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