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レポート 「デジタルサイネージ ジャパン(DSJ)2019」 平面だけでない広告提案目立つ【動画多数】


【2019年6月13日】「デジタルサイネージ ジャパン(DSJ)2019」が6月12日、千葉市の幕張メッセで開幕した。主催はデジタルサイネージ ジャパン 実行委員会。
開催は6月14日(金)まで。

デジタルサイネージ ジャパンは、街中のメディアとして多様な役割を果たす「デジタルサイネージ」にフォーカスしたイベント。
今回は出展者数472社(1696小間)、セミナーや講演は270セッションが行われ、期間中約14万人の来場を見込んでいる(同時開催イベント含む)。
同時開催は「Interop Tokyo」「Connected Media Tokyo」「ロケーションビジネスジャパン」「APPS JAPAN」。

プリント&プロモーションでは同イベントで注目の企業ブースを訪問しレポートする。

 

DSJレポート

加賀電子は、LEDやプロジェクターを使ったさまざまな装飾・POPなどを展示した。
「AirMagicBox」はLEDディスプレーを箱型に並べ他製品。ブースでは流れる水を表現し、多くの来場者の注目を集めた。

また、新たな立体サイネージとして、マネキンとプロジェクターを組む合わせた「プロジェクションマッピング」も注目を集めた。これは永野佳孝教授(愛知工科大学)と杉森順子教授(桜美林大学)が共同開発した技術を、パールマネキンが協力し展示したもので、サッカーのユニフォームやリアリティのある表情をマネキンに違和感なく映し出している。
担当者は「一般的に人体など丸みのある立体物への投射は難しいが、本システムは短時間で形に合わせた投影が出来るので展示などに活用が期待できる」と話す。

「Smart Shelf Display」は高精細・高輝度な電子棚札。米国ではすでに導入されており、今回日本でも取り扱いを開始する。

韓国のAHAは、ユニークな形のディスプレーを多数出品している。
「OLED Curved FDH」は凸状にカーブを描いたディスプレーで、迫力のある映像が特長。

「スマートテーブル」はテーブルにタッチパネル式の大型ディスプレーを埋め込んだもので、55インチと42インチの2つを展示していた。展示品はベゼルをわざと大きめにしており、ミスタッチがない設計だが、ベゼルの細いタイプもある。

中国の大型ビジョンメーカーAbsenは、ハイビジョン画質でサイズが12.2(W)×3.43m(H)の超大型ビジョンを展示している。
間近で見てもきめの細かい映像を超大型で実現しており、多くの来場者が足を止めている。

OXYBOT(オキジボット)は、ビジョン状のAIが接客対応や注文を受ける「バーチャルAIクルー」と、インタラクティブな会話ができる楽しいAI「セバスチャン」を展示している。
現在、ホテルなどで試験運用しており、今年度内の発売目指している。

富士フイルムは、新型のプロジェクター「FP-Z5000」を出品している。
この「FP-Z5000」は、「超短焦点」「回転式」「レンズシフト」が特長。
「超短焦点」では、狭い店舗ショーウインドウ内でも、マネキンやディスプレイの後ろに映像を投影可能。従来の上から映し出すタイプのような工事が必要なく移動も簡単にできる。「回転式」ではレンズがあらゆる方向に向けられる上、「レンズシフト」によりレンズの方向を変えなくても映し出すポイントを移動させられる。

ソニーは、超大型で高精細な「CrystalLED ディスプレイシステム」を展示し、レーシングゲームの映像を放映。来場者に120fpsのフレームレートで展開されるスムーズな映像をPRした。

Life id styleは「3D Phantom」をデモンストレーション。
「3D Phantom」は、回転する羽根の上に映像を投射することで、専用メガネをつけることなく、中空に3D映像が浮かび上がったように見える。

装置は500gの軽量設計で、場所を選ばずに設置できる。
現在、品川駅コンコースに常設されており、6月からは広告の放映も開始する。

クレア/たけびしは、電子ペーパーによるデジタルサイネージを展示。
大型電子ペーパーによるサイネージは、軽量でコンパクト、液晶やLEDに比べ30分の1の消費電力で、モバイルバッテリーで動かせる。また、表示を変えなければ電力を使わないため、電力が消失した災害時などでも表示できる。

また、バックライトを必要とせず、明るい場所でも視認性が高い。
同社では現在、32000色のカラーバージョンを開発中で「来年には公開したい」という。

モリサワは、デジタルサイネージで採用されている「UD(ユニバーサルデザイン)フォント」を、タッチパネルを使った「オリンピッククイズ」でPRしている。
同社では「タイプスクエア」という定額制サービスをリリースしており、約300書体をデジタル媒体で使用できる。


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