【2017年2月20日】コンバーティングテクノロジー総合展が今日2月15日から17日まで、江東区有明の東京ビッグサイトで開催された。
今回は「モノづくりは、価値づくり。」をテーマに 343 社(686 小間)が出展し、期間中約約53,000人が来場者した。
プリント&プロモーションでは、同展示会の速報では伝えきれなかった出展者を、「3D Printing 2017」を中心にレポートする。
「3D Printing 2017」には、進化する3Dプリンティングに注目が集まり、多くの来場者が訪れた。
ストラタシス・ジャパン(6I-13)は、最新のプロフェッショナル向け3Dプリンタ「F123シリーズ」を展示。同シリーズはFDM方式(熱溶解積層方式)の3Dプリンタ。
次世代ソフトウェア「GrabCAD Print」により、従来は必須だったCAD データからSTL データへの変換が不要となった。
さらに、スマートフォンなどから造形トレイをリアルタイムで監視できる遠隔モニタリング機能や、材料の使用履歴などを分析できるレポート機能などを搭載している。また、スケジュール機能により、繁忙期に3D プリンタの稼働率を最大化できる。
最も大きなプリントエリアを持つ「F370」では最大プリントエリアは355×254×355㎜。
キーエンス(6G-13)は、国産で唯一のIJ方式3Dプリンタ「アジリスタ」を展示した。
「アジリスタ」は、3Dプリントの空洞部分を支えるサポート剤で新提案。従来のサポート剤は、手作業でプリント物を掘り出すように処理しなければならなかった。しかし、「アジリスタ」のサポート剤は水に溶けるため、複雑な造形物でも洗い流すだけで、完成する。
このため、従来あった、サポート剤除去時の破損をなくし、除去時間も大幅に短縮できる。
日本3Dプリンター(6E-13)は、「Raise3D Nシリーズ」を出品。
10㎛積層の微細な積層が可能で、細かな造形に対応する。また、高さ610mmの大型積層までできる。
日本製図器工業(6Q-22)は、3Dスキャンを簡単にする「CRUSE 3D Photo Station」を出品した。
ドーム型の本体内部にはターンテーブルが搭載されており、被写体をセットするだけで、前週のスキャンが可能。色情報付きのモデリングができることから、難しい情報の取り込みを簡便化させる。
スキャン時間は3~4分、モデリングは10~15分ほど。
同製品では写真撮影もできる。
勝栄技研(3X-09)はA3サイズデジタルダブルプロッターカッター「VoreyDV-320」を展示した。
「VoreyDV-320」はロールtoロール方式の搬送機の上に、2ヘッドのカッティングプロッタとラミネーターなどを搭載したラベル用後加工機。
最大紙幅は340㎜で、ラベル印刷で使用されるボリュームゾーンをカバーできる。
ラミネートから抜き加工、カス上げまでを1台でこなせることから、注目を集めている。
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