佐川印刷、創立55周年でBPO事業を本格展開　埼玉コンタクトソリューションセンターが稼働

【2025年12月5日】印刷・デジタルソリューションを手がける佐川印刷（京都）は、創立55周年を迎え、企業や団体の業務を代行するBPO事業を本格展開していく。
同社はECサイト運営や24時間コールセンターなど多様な業務を受託し、顧客企業の成長や業務効率化に寄与していくという。

11月に55周年を迎えた同社は記念事業としてBPOの受託拡大を掲げ、可変分室型設備を備えた埼玉コンタクトソリューションセンター（越谷市）を稼働させた。
これまで紙の印刷にとどまらず、情報加工の領域で蓄積してきたデジタル技術を生かし、全国から次の業務を受託していく。

同社が手がける業務には、DMやSNS運用など顧客コミュニケーション手法の企画・制作・管理、ECサイトの設計から商品管理、SEO、発送までの運用、AIを活用した24時間対応の顧客窓口などが含まれる。
また、カタログ制作の権利調整を伴う編集・印刷、申請や審査業務の事務局運営、アナログ資料の入力やデジタルアーカイブの作成など幅広い分野に及ぶ。

BPOと物流分野で提供するDPS業務では個人情報を扱う場面が多いため、同社はPMSを構築し、プライバシーマーク付与を受けている。さらに関東ブロックでは情報セキュリティ規格ISO/IEC 27001:2022を取得しており、京都本社ブロックでも年度内の取得を目指して準備を進めている。

なお、同社は創立55周年を記念し12月9日（火）にホテルオークラ京都で記念パーティーを開催する。これまで支援してきた顧客や取引先への感謝を伝える場として、全社を挙げて準備を進めている。

佐川印刷の木下寧久代表取締役会長は「国内で数兆円規模とされるBPO市場で、印刷ソリューションとBPOを融合した独自サービスを展開し、成長市場の一翼を担いたい。新事業は連結売上1,000億円を実現するためのエンジンとして期待している」と述べている。

佐川印刷
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