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「2016折込広告全国大会」開催 佐々木進理事長「納品日変更、部数・料金の統一」呼びかけ


【2016年11月14日】「2016折込広告全国大会」(主催:日本新聞折込広告業協会)が11月10日、11日の両日、東京都千代田区の都市センターホテルで開催され、協会員や関係者などが参加した。
テーマは「『パラダイムシフト』を考える~未来に向けたオリコミの可能性を探る~」とし、「本大会」に加え、「基調講演」や「研修会」「情報交換大会」「懇親会」が行われた。

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大会開始宣言 大塚博之 大会実行委員長

昨日の研修会では昨年に引き続き、耳の痛い話や新たな提案をいただいた。
日本の新聞は140年以上続いた宅配物で、他国に類を見ない文化だ。

2016折込広告全国大会

大会テーマである「『パラダイムシフト』を考える~未来に向けたオリコミの可能性を探る~」は、転換点に入っている折込文化を新たなものを考えていかなければならないということだ。

今大会が未来につながる第一歩になることを祈念して大会宣言とする。

大会会長挨拶 佐々木進 日本新聞折込広告業協会 理事長

今回の大会テーマは「『パラダイムシフト』を考える~未来に向けたオリコミの可能性を探る~」とした。
現在の折り込み広告のビジネスモデルが確立されたのは、昭和30年代だと思う。
チェーンストアが全国に広まり、新聞が家庭に普及した。それとともに、折り込み広告も活況を呈した。

2016折込広告全国大会

天から折込が降ってくる時代は終わった
60年後の現在、社会環境やビジネス環境は変化した。
広告費の80%は、上位15%の広告主によるものという事実があり、本質的なものを考えるときに、このことを深く考える必要がある。

15%の中のレギュラーナショナルクライアントは、全国に店舗を持っているが、高校の予算を決めるのは本部だ。また、他の媒体にシフトされるということもあるだろう。
天から折込が降ってくるという時代は終わった。

折込広告の市場はこの10年で約2000億円減少している。
今年のテーマを「パラダイムシフト」とし、昨年のテーマである「イノベーション」よりも強い言葉を使ったのは、業界の内向きのルールを変える、または撤廃することが折込広告の最大の課題だからだ。

 

3つの提案「納品日問題」「部数表」「折り込み料金」
新聞協会販売協会に折込を担当する業務委員会を11月24日に新設していただく。
そこで、「納品日問題」「部数表」「折り込み料金」という3つの課題に対して提案をする。

納品日問題はご存知のとおり、流通の大手への正月チラシの納品が、クリスマス商戦も終わらないうちに行われていることだ。昨年から改善を始め、多くの地域で26日に納品配送という形になった。これも統一統一ができないかと考えている。こちら側のルールでなく、クライアントの意見を聞くことは重要なことと考える。

「部数表」に関しては、織り込み枚数が日本ABC協会の「ABC部数」を基準にしているが、地域によって方法論が違う。上半期平均であったり、4月15日、10月15日を基準にするなど、結果部数はバラバラであり、クライアントは混乱する。

2016折込広告全国大会

折り込み料金は、料金体系が複雑で、新規クライアントを獲得する上での障害になっている。
複雑な形の印刷物も、折込の機会にかかるなら受けてもいいはずだ。
例えばZ折りのチラシだが、地域によって価格が異なる。指定で4.5円、最高で15円とこれもバラバラだ。
部数や料金は統一していこう。

ルールを変え、組み立てなおそう
我々は何十年前に決めたルールに縛られ、身動きできなくなっている。
これを変え、新たな価値提案を発信しする。
折込広告は訴求力もあり、世界に冠たる販売網もあるどこにも負けない強い媒体。
現状を一度否定し、組み立てなおしていこう。

このほか「基調講演」「パネルディスカッション」などは別掲予定


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