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オンライン展示会「JIVM2020_Fall」閉幕 大野氏がまとめの挨拶「バーチャル展示会の方法は自問自答中」

【2020年12月1日】オンライン展示会「JIVM2020_Fall」が11月30日に閉幕した。
主催は大野インクジェットコンサルティング。

「JIVM2020」はOIJCのサイトを使ったバーチャル空間の印刷資機材展。第1期が6月1日に開幕し、7月31日まで開催され、秋の「JIVM2020_Fall」は10月1日から開催されており、100社以上が出展し、期間中30セッション以上のセミナーやパネルディスカッションが行われた。

大野代表は最終日あいさつで以下のように述べた。

 

大野氏あいさつ

第2期のセミナーなどの集中期はこれで終わるが、バーチャル展示ホールは常設展のような形で置いておく。今後もまた集中プロモーションを行う予定だ。

今回は期間中25,000の訪問者があり、PVは11万を超えた。
アクセスの内容の変化は、デスクトップからが増加し、リモートワークで自宅でパソコンを開き、そこから閲覧する人が増えたことが分かった。

今回の展開で、さまざまなことが分かったが、リアルの展示会とバーチャルの展示会の良い点や悪い点などは、まだ自問自答中だ。
この間に行われた、他のバーチャル展示会も、方法を模索中という印象を受けた。

まとめとしては以下のことが上げられる。
・いまだに正解は見えていない
・多分「正解」は⋯無い
・海外の英語でのウェビナー:日本人には無理
・見逃し配信:
〇勤務時間中は参加し辛いので有難い
×いつでも見られると思うと、結局見ない
・ネットワーキングは「リアル」に勝るものはない

今回の開催で良かったのは、ボランティアチームの活躍。各国の講演者の資料を翻訳してもらうなどの手助けをいただいた。

やってみての気づきは次のような内容だ。
・ベンダーのウェビナーにも価値が高いものが多い
・「自社製品・技術の先」のことは実はあまり知らない
・メルマガの開封率が課題
・Gmailがフィルターでブロックされている?迷惑フォルダー?
・ブックマークされてダイレクトな訪問者が増加している?
・DM告知との併用を検討
・ターゲットを絞ったウェビナーの告知・集客

また今後の方向性やアクションは以下のようなことを考えている。
・バーチャルなイベントは継続(年2回×2カ月を目途
・短期集中イベントも企画(例えば2日コンファレンス)
・リアルなコンファレンスは開催可能性を継続模索
・ネットワーキングパーティが、可能かどうかが決め手!
・運営チームの拡大
・対象視聴者を絞ったクローズドウェビナー
・テーマを絞ってクロスオーバーウェビナー
・プレミアムウェビナー

今後もあまり、細かな制限は設けない方針は変わらず、できるだけ多くの人に来てもらいたいが、一部のセミナーは利益や知識を還元するため、仕切りをつくらなければならないと感じる。
今後の予定については、新年には新たな情報を公開したいと思う。

 

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