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エスコグラフィックス drupa2016の出展概要を発表 「カッティングプロッタ」「フレキソCTP」など新製品多数

【2016年4月25日】エスコグラフィックスは4月22日、東京都江東区の同社本社で「drupa2016新製品発表カンファレンス」を開催。5月31日(火)からドイツで開催されるdrupa2016での展示内容について発表を行った。

南文輝社長が冒頭、「エスコグラフィックスとエックスライト、パントーンは、アメリカのDanaher(ダナハー)傘下となっている。同社は売上高2兆6000億円、同社はこのインダストリアルグループに属し、『プロダクトID(PID)』グループと呼ばれる部門に入っている。今回のdrupaはPID部門で初めての出展となる」とあいさつした。

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テーマは「PACKAGING SIMPLFIDE」
今回、同社のブースは、PIDグループを強調したものとなった。
ブース内を6つにゾーニングし「ブランド」「デザイン」「アートワーク&リプロ」「フレキソCTP」「印刷&インク管理」「フィニッシング」「エンフォーカス」に分け、それぞれのゾーンに各社の製品を置く。
テーマは「PACKAGING SIMPLFIDE(パッケージングシンプルファイド)」とし、パッケージ制作の簡素化を目指す。

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主な新製品の分野は「ソフトウェア」「フレキソCTP」「カッティングテーブル」「ワークフロー」と幅広い分野にわたる。
これらについて「ソフトからハードまで卓越したユーザー経験の提供」「オペレーターへの製品トレーニングの短縮」「柔軟性、スピード、生産性品質の向上」をコミットメントとするという。

 

Kongsberg
カッティングプロッタ「Kongsberg」ブランドからは、2シリーズの新製品を発表する。
「KongsbergX」シリーズは多用途で、さまざまなツールを追加可能。クリエイティブな作業に適している。
「KongsbergC」シリーズは生産性を重視したモデルで、小型の制作物の小ロット生産に最適。ユーザーの作業に合わせ、テーブルサイズを選択できる。

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「自動ツール調整機能」を搭載し、カメラ検査とデジタル画像処理を用い、資材に合ったツールを自動的に選択。ジョブ間でのセットアップの時間を抑制する。
制御ソフトに資材データベースが統合されており、ツールやナイフ、カットスピードに関して専門的なアドバイスを受けられる。
日本での発売後は、既存製品のソフトウェアのアップデートに対応する予定。

 

フレキソCTPを自動化
フレキソCTPでは「Esko CDI Crystal 5080 XPS」を展示する。フレキソ版をセットすればイメージングから露光までを自動的に行う。セット後は自動搬送されるため版を傷つけるような事故が少なくなる。オートメーションワークフローとの接続で稼働状況を通知。操作は簡便でトレーニングの時間は50%ほど抑制される。未来的な外観も特徴的。

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デザイン向けソフト
パッケージデザイン向け最大級の「SaaSプラットフォーム」を展開。
パッケージやディスプレイ向けのArtiosCAD構造デザイン「Cape Pack」、3Dグラフィカルパッケージデザイン用の「Studio Visualizer」、リアリスティックな小売店舗バーチャルシュミレーション用の「Studio Store Visualizer」なども展示される。

このほか、デザインを専門知識がなくても、紙器デザインが可能な「artworkStudio」や箔押しや光沢を表現可能な「Studio16」も出品する。

問い合わせはエスコグラフィックス(☎03-5579-6295)まで。

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