【2016年4月25日】日本HPは4月25日、「drupa 2016」の出展概要と新製品に関して発表した。
日本HP本社(東京都江東区大島)で行われた説明会では、デジタルプレス事業本部の小池亮介事業本部長・執行役員が次のようにあいさつした。
「前回のdrupa2012では、デジタル印刷機で初となるB2サイズを発表。『HP Indigo 10000』『20000』『30000』など、すべて発表した製品を1年以内で世に出している。現在これらは300台以上を出荷し、Indigoシリーズ全体では7000台近くが世界で導入されている」
「Indigoでの印刷ボリュームは2012年から50%近い伸びを示している。実績としてはコカ・コーラを代表とされるキャンペーンで使われ、日本国内でも数億本のラベルを展開した。Indigoを使ったパッケージ製品は、軟包装印刷などを中心に大きな広がりを見せている」
同社では今回の展示に関して「Indigoの20年、液体トナーの歴史の中で最も画期的で規模の大きい変革」としている。
革新のポイントは「品質」「色」「新アプリケーション」「生産性」「PrintOS」の5つ。
「品質」は解像度が従来の800dpiから1600dpiという製品が登場し、網点の細かさは倍となる。
「色」は新タイプの自動ツールを採用し、正確さと一貫性を実現。Indigo同士はもちろん、オフセット印刷などとの色合わせも可能。調整時間を削減し、より高いレベルのサービスを実現する。
「新アプリケーション」は蒸着紙や合成紙、キャンバス、黒紙など、これまで苦手としてきた用紙にも対応。日本からの要望で開発された「蛍光ピンク」など新たなカラーも紹介する。「HP SmartStreamMosaic」はシャッフルカラー機能により、無数のデザインを実現できる。また、「インキユニット搭載型プライマー」を開発。Indigoエンジンの1色にプライマーを搭載でき、インキの定着を大幅に改善する。
「生産性」では、「IndigoOptimaizer」により、ジョブごとの関連性を確認し、生産の順番を変えることで効率化「IndigoEPM」はEPM(生産強化モード)の割合を増加できる。このほか、プリントケアの診断機能とトラブルシューティングにより、快適な作業環境を実現する。
「PrintOS」は同社が提唱する印刷環境の改革。クラウドとデジタルのコラボレーションで、稼働率や生産性を向上し、印刷環境を新たなステージへ導く。
今回の目玉となる全長が約30mの超大型機械「HP Indigo 50000」、デュアルエンジン(2基のプリントエンジン)を搭載し、B1サイズの両面印刷をワンパスで行う。
ラベル&パッケージ向けでは印刷速度が毎分80mの「HP Indigo 8000」を展示。従来の少量向けからフレキソ印刷機の代替となる生産性を持つ。会場ではセミロータリーダイカッター(abg製)をインライン接続する。
「HP Indigo 12000」は世界初の高解像度1600dpiを実現している。
商業印刷向けの「HP Indigo 7900」「HP Indigo 5900」は従来機からのグレードアップ品。
また軟包装用の「HP Indigo 20000」向けの技術として「PacReady」を用意。軟包装ではラミネーションのキュアリングに1週間程度かかっていたが、「PacReady」では印刷と同時にラミネートし、短時間でレトルト用などの高機能な軟包装を出荷できる。
このほか、インクジェットは印刷機でも「T490HD」「T490M HD」「T240 HD」の3機種を発表している。これらの機種は従来は難しかった商業印刷まで対応できるという。
なお、「drupa2016」の同社ブース(H17)では、期間中「日本語ブースツアー」を開催する。ツアーは事前予約制で、約2時間の行程となる。
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