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レポート「精密機器業界 他社牽制力ランキング2023」 3位リコー、2位セイコーエプソン、1位… パテント・リザルト

【2024年8月1日】パテント・リザルトは7月31日、レポート「精密機器業界 他社牽制力ランキング2023」を刊行した。

このレポートは、「精密機器業界」の特許を対象に、2023年の特許審査過程で、他社特許への拒絶理由として引用された特許件数を企業別に集計したもの。
この集計により、直近の技術開発において競合他社が権利化する上で、阻害要因となる先行技術を多数保有している先進的な企業が明らかになる。

 

2023年ランキング

集計の結果、2023年に最も引用された企業は、1位 キヤノン、2位 セイコーエプソン、3位 リコーだった。

1位のキヤノンで最も引用された特許は「絶縁層を有する酸化物半導体素子」に関する技術で、半導体エネルギー研究所の計6件の審査過程で引用されている。
このほかには「酸化物膜をチャネルに用いた電界効果型トランジスタ」に関する技術が引用された件数の多い特許として挙げられ、半導体エネルギー研究所やSHENZHEN CHINA STAR OPTOELECTRONICS SEMICONDUCTOR DISPLAY TECHNOLOGY(中)などの計6件の拒絶理由として引用されている。
2023年に、キヤノンの特許によって影響を受けた件数が最も多い企業はリコー(412件)、次いでコニカミノルタ(388件)だった。

2位のセイコーエプソンで最も引用された特許は「インクジェット記録装置のメンテナンス方法」に関する技術で、積水化学工業やリコーなどの計7件の審査過程で引用されている。
このほか「生体情報検出装置」に関する技術が引用された件数の多い特許として挙げられ、日本光電などの計5件の拒絶理由として引用されている。
2023年に、セイコーエプソンの特許によって影響を受けた件数が最も多い企業はキヤノン(247件)、次いでリコー(200件)。

3位のリコーの最も引用された特許は「入力される判定対象の画像データの異常を判定する装置」に関する技術で、コニカミノルタなど計9件の審査過程において拒絶理由として引用されている。
2023年に、リコーの特許により影響を受けた件数が最も多い企業はキヤノン(424件)、次いでコニカミノルタ(333件)。

4位のコニカミノルタは「透明耐熱性積層フィルムの製造方法」、5位 大日本印刷は「ショッピングカートなどの非接触給電方法」が、引用された件数の多い特許として挙げられている。

同レポートのデータ販売の価格は50,000円(税別)。

詳細・お申し込みは以下から
https://www.patentresult.co.jp/ranking/fcit/2023/fcitpre.html

 

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