Canva　デザインプラットフォーム開発のAffinity を買収　300万人のプロ市場を吸収　BtoB戦略を強化

【2024年3月27日】デザインサービスのCanvaは3月26日、デザインプラットフォームを開発するAffinity の買収を発表した。

Canvaは2013年、オーストラリアで創業。ブラウザでデザインツールを提供する企業として、世界で1億7000万人以上が利用するサイトを運営。チラシやポスター、カードのほか、SNS用の動画やバナーなどの作成もできる。
直近では、AI技術を使ったデザインを取り入れており、デザインの知識がない人でもさまざまな製作物を作成できるアシスタント機能を充実させ、テレビCMも開始した。

一方のAffinityは、プロの写真編集やイラスト、グラフィックデザイン、ページレイアウトに関するクリエイティブソフトを開発している会社。世界で300 万人を超えるユーザーがおり、グラフィックスから技術図、アート、イラスト、ロゴ、モックアップ、ドキュメントなどを同社ソフトで作成している。

この買収による、Canvaはプロのデザイン市場に拡大し、デザインツールの提供が増加するなどのシナジー効果を見込んでいる。

コメント

Canvaの共同創設者兼最高執行責任者（COO）クリフ・オブレヒト氏
ビジュアルコミュニケーションは今や職場のいたるところに浸透しており、B2Bサービスを強化する戦略への投資は当社のビジネスの将来の中核となる。セールスやマーケティングからブランドチームやクリエイティブチームに至るまで、効果的で魅力的なビジュアルコンテンツを作成する必要性が高まっている。
Affinityチームは素晴らしい才能とテクノロジーを備えており、彼らを Canva に迎え入れて一緒に次の段階に入ることができてうれしく思う。

Canva
https://www.canva.com/

Affinity
https://affinity.serif.com/ja-jp/