【2024年5月23日】共同印刷は、プラスチック資源循環を推進するため、2020年6月から事業を開始した共同出資会社「アールプラスジャパン」に資本参加する。
共同出資するアールプラスジャパンは、米国のバイオ化学ベンチャー企業であるアネロテック社(Anellotech Inc.)とともに、環境負荷の少ない効率的な使用済みプラスチックの再資源化技術開発を進めている。
同社は「「すてる」をなくす、「みらい」をつくる。」を企業理念に掲げ、プラスチックの課題解決のため、回収プラスチックの選別処理やモノマー製造、ポリマー製造、包装容器製造、商社、飲料・食品メーカー、銀行など業種を超えた連携により、資源循環スキームの構築に取り組んでいる。
使用済みプラスチックの再資源化技術は、主に燃焼で廃棄されている国内のプラスチック(PETボトルを除く)を、直接原料(ベンゼン・トルエン・キシレン・エチレン・プロピレンなど)に戻すケミカルリサイクル技術。
従来の油化工程を経由するケミカルリサイクルよりも少ない工程で処理でき、CO2排出量やエネルギー必要量の抑制につながるとの期待がある。
共同印刷グループは、マテリアリティ(重要課題)の一つとして「循環型社会 ~革新的なパッケージとサービスで、サステナブルな未来をつくる」を特定。今後も、この共同出資事業への参画により、使用済みプラスチックの資源循環に向けた取り組みをより一層強化し、バリューチェーンの一員として持続可能な社会の実現に向けて貢献していくとしている。
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