【2015年12月9日】メディアテクノロジー ジャパンは12月8日、東京都江東区のホワイトカンバスMON-NAKAで「BPOセミナー ~印刷のあたりまえが変わっていく~」を開催。印刷関係者やメディアなど約70人が参加した。
まず、SCREENグラフィックアンドプレシジョンソリューションズから「マーケティングオートメーションで変わる印刷のあたりまえ」のテーマで講演があった。
講演では広告費がマスの紙媒体(新聞、雑誌)からネットへ割合が流入する一方で、現在も大手オンライン販売のカタログ郵送が非常に多いことなどを提示し、紙媒体の有用性を示した。この上で、マーケティングオートメーションを連携したダイレクトメール(DM)などについて説明。ネットと連動したデジタル印刷機が必要とされる時代となったと結論付けた。
続いて、レゾロジックの池野弘明社長が、「ストアフロントで変わる印刷のあたりまえ」をテーマに、自社の提供する最新のビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)などの事例を紹介。印刷会社のさまざまな顧客に合わせたクラウド受発注、在庫管理システムなどを提案した。
BPOとは自社の業務を継続して専門業者に移管することで、コールセンターや総務、配送、流通などで採用事例が多い。ここではレゾロジックが提供する印刷業界向けの受発注や在庫管理システム「Edition PriBiz」を中心に解説が行われた。
池野社長は「プリント関連のBPOを導入すれば印刷会社が、印刷だけでなく顧客の業務プロセスにまで深くかかわることになる。これにより、簡単には他社に移れない便利さを提供できる。クラウドにより、数年前には数千万円かかっていたシステムが、月々の利用料のみで使用できるようになった。ぜひ、活用してほしい」と呼びかけた。
セミナーの最後には、「高画質連帳IJで変わる印刷のあたりまえ」のテーマで、高画質連帳IJプリンター「Truepress Jet520HD」を説明し、加工機も含めて実演も行った。
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