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【年頭所感】日本アグフア・ゲバルト 代表取締役社長 岡本勝弘 「変革への挑戦」


【2020年1月6日】明けましておめでとうございます。

岡本勝弘社長 日本アグフア・ゲバルト
日本アグフア・ゲバルト 岡本勝弘代表取締役社長

旧年中は、弊社グラフィックス製品への格別のご愛顧を賜り、心より御礼申し上げます。
1950 年に創業した日本アグフア・ゲバルト株式会社は本年 12 月 27 日をもちまして 70 周年を迎えます。これもひとえに皆様からの長年にわたる温かいご支援とご愛顧の賜物と、心より御礼申し上げます。
この創業 70 周年という節目を迎え、これまでの歴史とこれからのアグフアのあるべき姿と向き合い、常に挑戦し続ける姿勢を忘れずにお客様にとって本当に価値のある製品、ソリューションを提供していきたいと考えており ます。

 

製品提供で現場を改革

アグフアは、これまで印刷業界に、 PDF ワークフローやリモートプルーフ、ケミカルフリープレート、クラウドワークフローやプリプレスのファクトリーオートメーションなど常に最先端技術を提唱、先陣を切って紹介して参りました。 16 年前に販売開始した業界初のケミカルフリープレート「アズーラ」 につきましては、 引き続き お客様より高い評価をいただいております。 アズーラの持つ独特な砂目構造によってもたらされる、「速乾印刷」という大きな特長がお客様より高い評価を得ている理由です。

速乾印刷は、損紙・パウダーの大幅削減、インキマイレージの大幅な改善などにより、印刷現場に大改革をもたらし、全国の印刷会社で採用が広がっています。速乾印刷に取り組まれているお客様から「印刷現場の意識が変わった」「印刷現場の標準化ができた」「大幅なコスト削減ができた」「クライアントから印刷品質が上がったと評価された」などといっ た声を聞くことができ、 大変嬉しく思っております。

昨年は印刷用紙やインキの値上げなどの高騰もあり、 印刷業界では本格的な製造コスト の見直しが必要不可欠となりました。「用紙やインキ資材コスト の高騰分をどこかで削減できないか?」 という声が多く聞こえる中、 そのユニークな技術で印刷製造コスト の削減を可能とする アズーラ の速乾印刷は印刷業界のニーズとマッチし、 昨年からその需要が一層高まりました。

需要が高まったポイント としては、アズーラの速乾印刷がもたらす効果だけでなく、「大きな設備投資が必要なくチャレンジ精神だけで効果が得られる」 ところにもあります。 特殊な砂目構造のケミカルフリープレート アズーラで「いかに水を絞った印刷ができるか」 を基本的な考えとし、そこから「最小限の損紙」、「最小限のインキ」 などいかに少ない印刷資材でいかに良い印刷物を仕上げるかをチャレンジ項目とします。 この取り組みはコストにおける 経営的な効果はもちろんのこと、 明確なチャレンジ目標を設定することによる 印刷現場の技術レベルアップ、 さ らに印刷現場で働く 社員のモチベーションアップにも繋がります。

 

工場長サミットの立ち上げ

昨年は佐川印刷株式会社(愛媛県松山市) 様の佐川社長が発起人となり、工場長サミットを立ち上げました。 アズーラの速乾印刷に取り組まれているお客様の工場長にお集まりいただき、 各社の取り組みやそれぞれの課題などを議論し、更なる 工場経営の変革を目指すためのサミットです。サミットでは徹底的にオフセット印刷における速乾印刷技術について議論をし、 そこで得た情報をそれぞれの会社に持ち帰り 、それらを実践して更にレベルアップを目指していきます。 そして最終的なゴールは「工場からの経営改革」 です。

第一回工場長サミット は、 関東のお客様を中心に参加いただき 東京で開催しました。 参加いただいたお客様からは、「やるべき目標が明確になった」、「有益な情報を得ることができた」や、「モチベーションがあがった」など工場長サミットの取り組みに関して高い評価をいただき ました。 工場長サミットに関しましては、関東以外の多くのお客様からも 開催希望の声をいただいている ので、今年は関東以外でも 開催する予定です

 

オートメーションを具現化

厳しい印刷業界の中で勝ち残るための経営変革をご提案するアグフアですが、 本年は印刷会社の一人当たりの生産性を高めていくべく 「プリプレスのファクトリーオートメーション」 にも更に力をいれてゆきます。 おかげさまで IGAS2018 にて発表したプリプレスの FA ソリューションは多くの印刷会社でご採用いただきました。特に FA システムの中核を担うエキスパート・ローダーは、 IGAS2018 で発表後、半年間で 10 台以上の受注をいただき、その後も採用が進んでおります。

エキスパート・ローダーは一度に 1,200 枚積みのパレットから CTP プレートを直接ロードするまったく新しいオートローダーであり、今まで頻繁に複数名で行ったプレートの開梱・装填の手間を不要とし、長時間の CTP 無人運転を可能にします。 昨年は、 エキスパート・ローダーを中心とした多くの FA システムを市場に導入し、 実績を積んできたことから、 アグフアの提唱するプリプレスの FA 化を具現化した年となったと 言えます。

日本の労働者人口は今後も 更に減少することが予想され、 印刷業界においても人手不足が大きな課題になってきています。 一方で、 近年の印刷業界における小ロット・多品種化は変わることがなく、印刷会社のデータ処理量は莫大になってきており、人手不足は印刷会社にとって深刻な問題となっています。

アグフアの提唱するプリプレスの FA 化は、 これらの問題を解決します。 製造に関わる人的なムダを徹底的に排除し、一人当たりの生産性を高めることが可能なソリューションであり、 いかに少ない人数で高い生産性を実現するかをゴールとします。アグフアは昨年の FA システム導入実績から自動化に関する知識、技術の多くを学びました。 その学んだことを製品に活かし、 自動化ニーズの高まる印刷業界においてファクトリーオートメーションのリーディングカンパニーとしてしっかりと牽引していくべく、 自動化のデザインをお客様と 一緒になって創造しながら具現化してゆきます。

 

大判プリンタは過去最高の販売台数

昨年に過去最高の販売台数を記録したアグフアのワイドフォーマットインクジェットビジネスも本年は更に力を入れてゆきます。印刷スピードが速い、綺麗だけでプリンターが評価されるだけでなく、 いかに付加価値がプラスできるかを追求してゆきます。昨年はフラットベッド UV インクジェットプリンターである JETI MIRA の厚盛り 印刷、またニスインクによるレンズ印刷等の付加価値印刷機能がお客様に高く評価され、販売台数が飛躍的に伸びました。本年はアグフアのインク、ソフトウエア、そしてハードウェア技術を更に進化させて、お客様に本当の価値のある製品を提供しながら、ハイエンドインクジェットプリンター市場で No.1 を目指してまいります。

この厳しい印刷業界をいかに勝ち残っていくか。 「変革への挑戦」。 アグフアは変革へ挑戦されるお客様が業界の先頭に立ち一歩も二歩も先へ進めるよう全力でサポートして行く所存です。
最後になりますが、本年も皆様のご多幸とご繁栄を祈念し、私の新年の挨拶とさせていただきます。

 


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