【2017年6月21日】日本HPはこのほど、業務用の3Dプリンタ「HP Jet Fusion 3Dプリンティングソリューション」の日本での発売と、国内での販売をリコージャパンと武藤工業の2社が担当することもあわせて発表した。
この「HP Jet Fusion 3Dプリンティングソリューション」は、同クラスの既存3Dプリンタに比べ、最大10倍のスピードと半分のコストで、高い品質の工業用部材などを生産できるという。
発売するのはプロトタイプの試作に適した「HP Jet Fusion 3D 3200プリンター」と最終製品の製造にも対応できる「同 4200プリンター」の2機種。
プリンティング時には、造形エリアで材料の積層と2種類のエージェント(溶解促進剤)を噴射しながら、ヒーターによる加熱を繰り返し固めていくことで、より速い加工と高い精度寸法、弾性のある製品の作成を可能とする。
記者発表で展示された制作物。一部カラーの付いたものもあるがこれはイメージで現在の製品では1色のみ
両機種で採用されている「HP Multi Jet Fusion テクノロジー」は、ボクセル(Voxel、3Dのピクセル)単位でさまざまな特性を付与可能。「将来的には、ボクセル単位でカラーやテクスチャー、機械的特性を持たせたパーツを造形も可能になる」としている。
米国ではすでに納入が開始されており、追加発注を決定した会社もあるという。
HPが公開した製品の紹介動画
日本では「3200プリンター」が11月発売で、価格は未定。「4200プリンター」が約3800万円で、8月から発売される。
岡隆史社長は「この3Dプリンタを見た時に、日本でもすぐやりたいと思った。日本の製造業は40万社が存在し、GDPの20%を占める基幹産業だ。そこにどうアプローチしていくか、パートナーの武藤工業、リコージャパンとともに事業を展開していきたい」と意気込みを語った。
なお、日本HPでは同製品を今日6月21日から、東京ビッグサイトで開催される「設計・製造ソリューション展(DMS)」のHPブース(41-36)で国内初展示する。
「HP Jet Fusion 3Dプリンティングソリューション」の技術説明
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