【2026年8月7日】リンテックは、皮膚に貼付することで程よい刺激を与える「樹脂製マイクロニードルパッチ」を、帝京平成大学と共同で開発した。
同製品は微細な樹脂製ニードルを複数配置した独自設計の構造を採用しており、今後は効用のさらなる評価・検証や改良研究を進める。構造設計については特許出願中。

同社は2022年に次世代技術革新室を組織し、粘着製品や特殊紙といった既存事業の枠を超えた新製品・事業の創出に取り組んでいる。その一環として「マイクロニードル」に関する技術開発を進め、今回、鍼灸など東洋医学を研究する帝京平成大学東洋医学研究所と連携し、同パッチを開発した。
従来の金属製の鍼とは異なり、しなやかで折れにくい長さ1mm未満の樹脂製マイクロニードルを、円形のパッチに数十本配列。深く肌に刺すことなく、多点で程よい刺激を与えられる。医療用途でも使われる生体安全性の高い樹脂素材を使用し、金属アレルギーがある人でも使用できる。

帝京平成大学を中心とする研究グループが成人男性16人を対象に実施した試験では、パッチを皮膚に貼付した際、局所的な血流量の増加が確認された。血流増加は筋肉の張りや凝り、炎症の早期改善につながることが期待され、将来的には鍼灸院での治療や在宅医療の場面での活用を目指す。

同社は今後も、外部の研究機関と連携し、ヘルスケア分野を含む幅広い領域で技術開発と研究成果の社会実装に取り組む方針。
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