【2026年9月16日】「オーダーグッズビジネスショー2026」が昨日9月15日、東京都豊島区のサンシャインシティで開幕した。会期は今日16日まで。グッズプリント関連の展示会として定着しており、多くの企業がこの展示会に合わせて新製品を発表しており、初日から会場は多くの来場者でにぎわった。

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ローランド ディー.ジー.は、シリンドリカルプリンタ「VersaObject RC-300」を展示し、多くの来場者を集めた。担当者は「ユーザーの指摘を受けながら開発の中で機能を追加し、外注していた外観検査工程を内製化した」と話す。当初はタンブラーでの需要を想定していたが、ビンや缶での活用も見据えているという。量産機については、ビンでの活用を求める声が多いとのこと。
「VersaObject MO-180」はカメラソリューションを内部に搭載する。搭載されたのはラインカメラで、出力対象の形状を瞬時に読み取ってプリントを行える。このほか、UVフラットベッド「VersaSTUDIO BD-8」や、卓上DTFプリンタ「BY-20」も展示した。
ミマキエンジニアリングは、最新機種を多数出展した。新製品のフラットベッドプリンタ「UJF200-6042」を2台展示し、厚さ250mmまでの物品への出力が可能なことから、この日はキャリーバッグへのプリントを行った。もう1台は蛍光インクを搭載し、スポーツ用途で要望の多いネオンカラーの出力を披露した。
DTFプリンタ「TxF330-800」はインクにスカイブルーとペールピンクを搭載可能で、従来機よりも色域を広げた表現ができる。4色プリントの場合、従来機「TxF150」の4倍の速度で出力可能という。
また新製品のシェイカー「SKH-2416」は卓上サイズで、オフィスなど設置面積が限られた空間でも使用できる。担当者は「当社ユーザーの半分程度がシェイカーを持たず、手でパウダーを振りかけている。これを自動化し、パウダーとの接触も極力減らせる提案」と話した。
ダイヤモンドマークは、ミマキエンジニアリングのDTFプリンタ「TxF330-800」を展示していた。

トーヨーコーポレーション(スクリーン印刷・DTF関連の資機材を扱う商社)も、ブラザー工業「GTX300」やミマキエンジニアリング「TxF330-800」を展示していた。
パイオテックも、ミマキエンジニアリングの「TxF330-800」を展示していた。
イメージ・マジックのDTF「XF-M6502-F」は5ヘッドで、従来機の1.5〜2倍の速度がある。プレス機「GS-YY2」は、プレス厚を上げることで、これまで2回のプレスでしかできなかった平滑な圧着を1回で可能にし、作業時間を85秒から4秒に短縮した。価格は70万円。
このほかNOCAIの「UV-DTF 60PLUS」や、小型の「同DTF30」も展示した。
武藤工業は4機種の新製品を展示した。「XpertJet 6102MR Pro」は9色のMPインクを搭載可能で、滑らかな階調表現ができる。従来機に比べホワイトインクの打ち込み量が約2倍、プリント速度が約3倍に向上した。ロールtoロール方式の採用により、アクリルグッズ製作で従来必要だった「カット済み板材の載せ替え」作業を省き、連続出力による省人化・自動化に貢献する。OGBS会期中に正式受注を開始し、10月にリリース予定、希望小売価格は437万8,000円。
同社のシリンドリカルUVインクジェットプリンター「HSC-01」は、水筒やタンブラー、化粧品容器など円筒・円錐形の対象物へ直接印刷でき、直径40〜150mm、長さ最大270mmの範囲に対応。プライマー+ホワイト+CMYK+LcLm+クリアの計9色構成で、最大10度のテーパー形状にも対応する。希望小売価格は1,210万円。
CCDカメラ搭載のフラットベッドXYカッター「FC-0709-B」は、QRコードの読み取り機能により印刷物とカッティングデータの自動照合が可能。偏心カッターによる2ヘッド構成で薄紙の罫引きにも対応し、1.5kWの強化バキュームで厚紙や硬質シートも安定して保持する。275万円。
フラットベッドUVインクジェットプリンター「XpertJet 661UF Pro」は、アクリル・木・革・金属・ガラスなど多様な素材へのダイレクト印刷に対応する最新モデル。会期中に正式受注を開始し、10月にリリース予定。税込217万8,000円(すべて税込み)。
アステムは、新製品のDTFプリンタ「ART JET 2H」を展示した。従来の品質はそのままに部品の耐久性を向上させ、部品交換の頻度を少なくしているという。このほか、UVプリンタも出品し、Tシャツなどテキスタイル用エンブレムの製作を実演した。
松井色素化学工業所は、1923年創業、染色材料・顔料メーカー。今回はUV-DTF「CUBE JET PRINTER」を展示した。EPSON製i3200-U1ヘッドを4基搭載し、CMYK+W+W+Varnishのインク構成で、印刷幅600mm、印刷速度は6パス時7m²/h、8パス時5m²/h。インク供給は1Lボトル+ホワイトインクの循環・攪拌機能付きで、価格は298万円。
ユーロポートはUVプリンタやDTF関連の資機材を幅広く扱う大手販売代理店。今回も各社の最新製品を展示した。
DTFでは、ミマキ「TxF330-800」に自社製シェイカー「MUSE」を接続してデモンストレーション。ブラザー工業「GTX300」ではTシャツプリントを実演した。
このほかローランド ディー.ジー.の「VersaObject RC-300」「VersaObject MO-180」や、加工対象をアクリルに絞ったHUSERのレーザー加工機(240万円)も展示した。
上野山機工は1923年創業、京都の繊維加工機械専門商社。ブースでは、DTF「DTX PRO」にシェイカー「DUNE」を接続して実演した。超小型設計ながら出力幅600mm・2ヘッドを搭載し、安定した大量生産から多品種小ロットまで対応する転写プリンタ。担当者は「今回は5ヘッド仕様だが、最新製品は7ヘッド仕様を用意し、さらに生産性を上げた」と話す。
乾燥機では「deco DiGiBOX」を紹介。電気式で180×110×116cmの超小型サイズ、消費電力も少なく、生産量を増やしたい場合は2台をモジュラーで接続できる。
また膨らむカッティングシート「プリンタブルパフ」は、これまで単色だったが、ミマキの溶剤プリンタでプリントし、カッティングプロッタで切り込みを入れることで、必要な部分に凹凸を出せるようになった。
ヴィヴィッドグローバーは、5ヘッドのDTF「printerSPEC」(650mm幅)とシェイカー「bakerUnit SPEC」を展示した。プリントヘッドはEPSON製i3200ヘッドを5基搭載し、印刷速度は最大30m²/h。白インク自動循環システムを搭載し、白インクの沈殿やヘッドの詰まりを防止する。新方式のテンション制御機能により、フィルムの蛇行やヨレを防ぎ、長尺印刷時でも安定性を保つという。同社は同機を使用し、京都で出力サービスも行っている。
理想科学工業のプリンター&シェイカー一体型DTF「mR2」は、特別なスキル不要で手軽に転写プリントができるDTFプリンターmRシリーズの新製品。プリンター、シェイカー、ヒーターの一体型ボディは600mm幅のロール紙に対応し、コンパクトなボディながら搬送も安定、排煙クリーン装置も内蔵する。信頼性の高い日本製インクジェットヘッドを搭載し、2,400dpiの高画質印刷が可能。
ブラザー販売は、DTF「DTRX100」と専用シェイカー「DTRX001」を参考出品した。大量生産を目的とした機種で、2027年の発売に向けて調整中。担当者は「今回の出展でユーザーの意見を聞きながら最終調整をしていく」としている。
また、ガーメントプリンタ「GTX300」にカメラを取り付けて展示し、位置合わせ不要でのTシャツプリントなどを実演した。
DTF MONSTARは、Hannan PaperのDTF「DTF MONSTER」を出品した。

シードはOA機器などの精密機械設計・開発を手がける企業。フードプリンターも製造しており、今回は今年発売の卓上ラテアートプリンタ「Finesse」を展示。25秒で2つのカップにフルカラーのラテアートを出力できる。この日はラテの代わりに、円形の紙にプリントして実力を示した。
シンクイノベーションは、アクリルキーホルダーやアクリルスタンドなどオリジナルグッズ各種を出品したほか、販売代理店を務める「デジタルガチャ」を展示。自社で使用する自動機についても、ロボットアームや動画で紹介した。
ナッシュ/エントワーズは、缶バッジ自動製造機の最新機種「NM-5000」を出品した。同社は自社でも缶バッジ製作を行っており、自動機は自社で使用しているものの外販を開始した。
新製品は、従来機で手作業だったマガジンのセットを自動化でき、1日1万〜1.5万個を製造できる。
担当者は「出品したのはテスト機で、調整しながら発売を目指す」としている。
なお、従来機はすでに3社への納入が決まっており「10年間自社で使用した実績が評価されている」としている。
リブラは、サンドブラスト各種を出品した。同社はサンドブラストを核としたオリジナルグッズの製作・販売、機材・商材の販売、技術指導などを手掛ける企業で、自ら加工現場を持ち、実際に商品を製作・ECを通じて販売まで行っている。
サンドブラストは、錆や塗装を落としたり、表面を粗くしたりするために使われてきた技術だが、リブラはこの技術をガラスやボトル、タンブラーなどの商品製作に応用した。
硬い素材であれば丸みや曲面のあるものにも加工できる。金箔や九谷焼など地域性のある素材との組み合わせも可能で、金箔を組み合わせた商品は訪日外国人向けとして人気が高いという。
システムグラフィは、テキスタイル関連の資機材を多く展示した。昇華転写プリンタ「TexStylus 1900BS」は、ピエゾインクジェット方式で解像度360〜1,800dpi、最大製作図幅1,900mm。
担当者は「DTFが多い中、昇華転写プリンタで目線を変えてみた。こなれた技術で扱いやすく、低コスト」と紹介する。
また、レーザーで切れるラバーシート「LASER PATCH」は、裏面にホットメルト用の接着素材が塗布されており、約25秒で布製品に熱圧着できる。
xToolは、今年発売され話題となった4-in-1プリンタ「xTool O1 Omni Printer」を展示した。UV・DTG・DTF・UV DTFの4つの印刷方式を1台に統合し、最大7mmの立体エンボスや、暗闇で光る蛍光インク、箔押しなど多彩な表現に対応する。無料のXCSソフトも提供する。このほかレーザー加工機なども展示した。
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