【2026年5月15日】TOPPANは5月15日、インクジェット印刷が難しかった糖衣錠にも印字可能な速乾性の黒色錠剤インキの提供を開始した。
同インキは、独自の顔料分散技術により糖衣錠へのインクジェット印刷を実現したもので、口腔崩壊錠やフィルムコート錠など幅広い錠剤タイプへの対応も可能。

医療現場では調剤ミスや服薬間違いを防ぐため錠剤に薬品名や用量を印字して識別性を高めることが求められている。従来のインクジェット用錠剤インキは乾燥しにくい液体で構成されているため表面が固い糖衣錠では乾燥不良を起こし印字が擦れて消える懸念があった。
同社はエレクトロニクス分野で培ったインキ分散技術を活用し糖衣錠への安定した印刷を可能にするアルコール系材料を用いた速乾性インキを開発した。
同製品の採用により印刷機内での錠剤搬送速度を従来インキ比で2倍以上に高めることができる。また独自の樹脂設計により印字部分の固着性を高め表面が平滑な糖衣錠でも薬品名や用量を長期間保持できる耐擦過性を実現した。
同社では2028年度までに10億円の売上を目指す。
今後は黒色に加えて2026年度中に速乾性カラーインキの開発を予定する。同製品は5月20日から22日まで幕張メッセで開催される「第28回インターフェックス ジャパン」のTOPPANブースにも展示される。
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