【2026年1月20日】TOPPANとJAREC(全日本科学技術協会)は2月から、回収されたごみを地域内で再資源化し、再生材として利用する地産地消型資源循環の実装に向けた実証実験を福岡市で開始する。
家庭から排出されるプラスチックごみを原料の25%に配合した「再生プラスチック配合ごみ袋」を製造し、実使用環境での検証を行う。政令指定都市での同様の実用化検証は初となる。

同実証実験では、分別回収された家庭系プラスチックごみを原料として再生材を製造し、同地域で使用するごみ袋に再利用する。一連の工程を地域内で完結させることで、輸送負荷の低減と資源循環の効率化を図る。
福岡市は、2027年2月1日からプラスチック分別収集の開始を予定しており、これに先立ち試験運用地区を設定している。JARECとTOPPANは、対象地区の住民に再生プラスチック配合ごみ袋を提供し、強度や使用感に関するアンケート調査を実施する。
家庭系プラスチックごみは安定した回収量が見込める一方、汚れや異物の混入により加工適性が低下しやすく、これまで用途は限定的であった。両者は、原料配合や製膜条件、品質管理手法を最適化することで、日常使用に耐えるごみ袋の開発を進め、今回の実証に至った。
なお、同実証実験は福岡市が推進する官民連携事業「mirai@(ミライアット)」の一環として実施される。JARECとTOPPANは、実証結果を踏まえ、福岡市にとどまらず全国の自治体への展開も視野に入れ、地産地消型資源循環モデルの確立を目指すとしている。
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