【2023年2月10日】大日本印刷(DNP)は2月から、ハイブリッド型総合書店「honto」と連動し、主にスマートフォンを利用して、画面を縦にスクロールして読む「タテヨミ型」コミックアプリ「ホンコミ」の提供を開始する
同アプリは、App StoreとGoogle Playからダウンロード可能。
DNPは、コミックのコンテンツ創出から制作/流通・販売/分析までトータルプロデュースするエコシステムを構築。生活者のニーズに合わせて最適な形でコンテンツを提供する取り組みを推進しており、この企画もその一環として行われるもの。
スマートフォンのWebサイトやアプリでコミックを楽しむ読者が世界的に増加し、国内でも電子と紙を合わせたコミック全体の市場規模が拡大している。
特に“タテヨミ”型コミックは、2028年に2021年と比較して、グローバル市場規模で約7.1倍の約262.13億米ドルに、国内で約6倍の約3,200億円以上になると予想されている。
タテヨミ型コミックは、コンテンツのグローバル展開のスタイルとして定着し始め、出版市場拡大の新たな起爆剤として注目されている。
DNPは、こうした市場の高まりを背景として、今回サービスの一部を無料提供する「フリーミアムモデル」を搭載した同アプリの提供を開始する。
同社では、2022年に開始した、コンテンツの創出・制作や各種データへの変換等を一貫して支援する「MANGA CREATIVE WORKS」と組み合わせ、コンテンツの事業プロセス全体をトータルプロデュースするエコシステムの構築を進める。
今後、コンテンツホルダーや制作会社など多様なパートナーと協働し、コンテンツホルダーが生活者に最適なタイミングと形でコンテンツの提供を支援。同アプリや「honto」で得る生活者ニーズのデータを活用し、オリジナルも含めたコンテンツの創出・プロデュースを戦略的に行う。
これらにより、DNPは2023年中にオリジナルコンテンツの提供を開始するとともに、継続的にコンテンツの拡充を進め、本事業全体で2027年度に30億円の売上を目指す。
MANGA CREATIVE WORKSについて
https://www.dnp.co.jp/news/detail/10162244_1587.html
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