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ノウンズ調査 「ポケモン ハッピーセット」騒動でマクドナルドの好感度約半数が「下がった」と答える

【2025年8月23日】ノウンズは、サブスク型リサーチSaaS「Knowns 消費者リサーチ」を通じ、全国の一般生活者1,009名を対象に「ハッピーセット『ポケモン』に関する意識調査」を8月19日に実施した。

マクドナルドの「ハッピーセット」は子どもを中心に人気を集める商品だが、今回の「ポケモン」コラボでは特典カードが発売初日に配布終了となり、転売目的の大量購入や食べ残しがSNSで批判を浴びた。

調査では、購入行動について「実際に購入した」が225名(1〜2セット:151名、3セット以上:74名)、「購入を検討したが買えなかった」が180名となった一方、「知っていたが購入しなかった」は502名と最多だった。普段の利用頻度が高い層ほど購入割合が高く、ライトユーザー層では「購入しなかった」「知らなかった」が目立った。

購入理由は「子どもに喜んでもらうため」(151名)と「自分のコレクション用」(143名)が中心で、転売目的は15名にとどまった。キャンペーン認知のきっかけはSNSが最多(353名)で、ニュースサイト・テレビ(308名)が続いた。

騒動の原因としては「一部購入者のモラル問題」(680名)に加え、「仕組み設計の甘さ」(524名)や「転売市場の存在」(393名)も多く指摘された。マクドナルドへの印象については「好感度が下がった」が47%に達し、「変わらない」は37.6%、「好感度が上がった」は1割程度にとどまった。

今後の同様のキャンペーンへの参加意向では「条件次第で参加したい」が最多(33.3%)で、「積極的に参加したい」(11.8%)を上回った。一方、「興味はない」「参加しない」は合計55%となり、二極化がみられた。

今回の調査から、騒動の直接要因は一部購入者の行為であるものの、消費者の多くは企業側の仕組み設計や対応の不備も問題視し、結果としてブランドイメージに影響を及ぼしていることが明らかになった。適切なルール設計や対応を行えば再び支持を得る可能性もあり、企業の姿勢次第で信頼が大きく左右されることが浮き彫りとなった。

調査の詳細は「Knowns 消費者リサーチ」
https://knowns.co.jp/research/

 

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