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【レポート2】紙のエレクトロニクス応用研究会 バンダイグループのデザイン会社がフィギュア制作の様子など披露!

【2016年9月27日】昨日9月26日、東京都千代田区外神田の「3331Arts」で行われた紙のエレクトロニクス応用研究会の「第8回技術研究発表&交流会」。

紙のエレクトロニクス応用研究会

紙のエレクトロニクス応用研究会は、銀ナノインクによる電子回路のプリントを中心に、紙を加工した技術やサービスについて研究している。この日も研究者のほか、印刷会社や広告代理店、資機材メーカーなど、幅広い業界から入会があり、今回も多くの人が会場に集まった。

【レポート1】紙のエレクトロニクス応用研究会 第8回技術研究発表&交流会 橋本悠希氏「人と情報をつなぐ漆インタフェースの実現に向けて」

【レポート3】紙のエレクトロニクス応用研究会 鉄道きっぷを”お宝”に変身させたあの印刷会社が登場!

レポート2では横石誠さん(株式会社 アートプレスト クリエイティブラボ)の「キャラクター製品の当社取り組み」についてお伝えする。

横石誠氏「キャラクター製品の当社取り組み」

紙のエレクトロニクス応用研究会

横山さんが勤務するアートプレストは、あのバンダイナムコのグループ会社で、カードや缶バッジ、フィギュア、プラモデルなどの造形を行っている。
残念ながら、クライアントの著作権などの関係で、PowerPointなどの画像をお見せできないが、その仕事の内容を紹介しよう。

同社の製作するものでは、ポケモンなどの人気作品のトレーディングカード系の売り上げが最も割合が大きいという。
このほか「ガンプラ」をはじめとしたプラモデル、クレーンゲーム用の景品、パチンコなどアミューズメント機器などのデザイン、SPイベントの企画も行っている。

イメージ
写真はあくまでイメージだが、あの有名作品のカードやグッズ、プラモデルも同社でデザインしている

近年、CADと3Dプリンタを使った立体造形を発展させており、フィギュアの製作で細かなパーツの表現や、顔や手の大きさの調整が簡単になり、より美しく、かっこいいスタイルを、短時間で表現できるようになった。

導入している3Dプリンタは最高クラスの「UL TRA」これで立体化した原型をさらに、立体造形士が削りだす。
動画ではフィギュアの顔部分の造形を行っていたが、顔のシワの一本まで、彫刻刀のようなもので切り出していた。
画像がないので「UL TRA」の画像検索結果

ちなみに有名クリエイターも輩出しており、同社の山口範友樹氏は造形王頂上決戦でチャンピオンになっている。

詳しくは以下をご覧ください。
造形王頂上決戦
http://bfc.bpnavi.jp/zoukeio5/ballot.html

山口範友樹氏Twitterアカウント
https://twitter.com/yamaguchi3153?lang=ja

アニメ作品などのグッズは、ハイスピード商材と呼ばれており、依頼から納品まで1~2カ月程度で商品が並ぶという。
このため近年、アニメ作品などをモチーフにした缶バッジやアクリル製グッズは国内に生産拠点を移しており、オフセット印刷やインクジェットプリンタで印刷を行っている。

本当にお見せできないのが残念だが、あの有名キャラも、あの作品も、同社の手でデザインされて店頭に並んでいる。
横山さんは「クライアントの許可がいるので、ごめなさい」とのこと。
ちょっと悔しいので今度取材をお願いしたい。

アートプレスト
http://www.artpresto.co.jp/index.html
紙のエレクトロニクス

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