【2025年10月20日】電通、電通アドギア、LIVE BOARD、NTTドコモの4社は、サントリーホールディングスのアナログ交通・屋外広告(OOH)を対象に、広告価値の可視化する実証実験を開始した。
これはデジタル屋外広告(DOOH)の効果指標を応用したもの。
期間は2024年10月1日から2025年7月31日まで。
OOHは中吊りや駅貼りポスターなど、デジタル化が進む中でも依然として高いシェアを持つが、効果測定に用いる共通指標が確立されていない点が課題とされてきた。
今回の実証では、DOOHで用いられる「インプレッション」「リーチ」「フリークエンシー」といった指標をOOHに応用し、広告接触回数や影響度を定量的に評価する。
調査は全国900媒体以上、鉄道180路線以上を対象に実施。ドコモが保有する会員基盤データや「モバイル空間統計」「docomo Sense」などを用いて、広告接触数を推定する「アクチュアル計測」を行った。また、新宿・渋谷をはじめ全国18エリアでアンケートやスコアリングを実施し、広告の設置位置やサイズによるインパクトの違いも分析した。
これにより、OOHにおける広告接触回数と視聴者インパクトという二つの軸で広告効果を評価できるモデルを構築。4社は今回の結果を踏まえ、今後もOOHの測定指標の透明性と信頼性を高め、広告主のPDCAプランニング支援につなげるという。
LIVE BOARD
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