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マスコミ文化協会「第2回 S&D AWARDS」の受賞作品決定 グランプリは「クロス新宿ビジョン」(ユニカ)猫の3D動画が話題に

【2022年10月30日】マスコミ文化協会は10月28日、東京の品川フロントビルで、「第2回 S&D AWARDS」表彰式とセミナーを開催し、約50人が参加した。

マスコミ文化協会は、屋外プロモーション業界の専門誌『月刊サイン&ディスプレイ』を60年以上にわたり発行する会社。
「S&D AWARD」は昨年、第1回が開催され、今年で2回目。今回は10作品がノミネートされ、ノミネート企業の代表がプレゼンテーションを行い、出席者の投票(1人2票)によって「グランプリ」「準グランプリ」が決定した。


シムディレクト社長の長崎英樹氏(左)とユニカの藤沼良丞氏

グランプリは「クロス新宿ビジョン」(ユニカ)で、4K相当の高画質LEDビジョンに、3D動画を配信している。特にPR用に制作したネコの動画は、YouTubeやSNSなどを通じ拡散され、大きな反響があった。
ユニカの藤沼良丞氏は「猫の動画はビジョン自体のPRのために作った。浅草に行けば雷門を見るように、新宿に来たらこのビジョンを見に来ていただけるような名所にしたい」と喜びの言葉を述べた。

準グランプリは「神戸ポートタワーの仮囲いを活用したプロジェクションマッピング演出」(シムディレクト)で、2023年のリニューアルオープンを控えた同所の仮囲いにさまざまな映像を流し、新たな名所となった。
シムディレクト社長の長崎英樹氏は「仮囲いというネガティブなものを、ポジティブにするという新たな試みで、さまざまなイベントと連動することもできた」と受賞作について述べた。

マスコミ文化協会の倉田大資編集長は「今年で2回目になるが、徐々に規模を大きくして開催していきたい。作品のクオリティもそうだが、各社がレベルの高いプレゼンテーションを行うのはこのコンペだけ。これだけでも聞きに来る価値があると思う」とイベント全体を振り返った。

また表彰式に先立って行われた「屋外プロモーション業界に関するセミナー」では、OOHコンサルタントの大竹一史氏が「光害など、屋外広告で注意すべきこと」のテーマで、またデジタルサイネージコンソーシアム顧問の吉田勝広氏「昨今のOOHプロモーションの傾向」のテーマでそれぞれ話した。


OOHコンサルタントの大竹一史氏(左)とデジタルサイネージコンソーシアム顧問の吉田勝広氏

 

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