凸版印刷　「エンタープライズ向けNFT認証ソリューション」の提供を開始　第1弾はNFTでのコミュニティー形成ツール

【2023年4月12日】凸版印刷はこのほど、「エンタープライズ向けNFT認証ソリューション」の提供を開始した。
同ソリューションは、企業などのマーケティングでのNFT活用を支援するもの。
第1弾として、今年2月から協業を開始したScalablyの協力のもと、企業が発行した特定のNFT保有者にコミュニティ参加権を付与するNFT認証ツール「HAYACAWAわん」を開発。4月10日から提供を開始した。

「HAYACAWAわん」は、特定のNFT保有ユーザーのみが参加できるDiscordチャンネルを作成し、対象のNFT保有者への認証完了後にコミュニティーへの参加権を付与できるツール。
ツールは、NFTを介してコミュニティーを構築するため、メールや電話番号などの個人情報の管理が必要ない。課金などの際も、このNFTの情報が格納されているウォレットに一時的に接続するだけでユーザー認証可能。

同ツールの活用により、NFTを起点としたブランドやアーティストなどのファンが集まるコミュニティーを安全に形成可能。コミュニティー参加権という特典の付与により、企業はファンとの直接的なコミュニケーションや参加者限定キャンペーンの実施などが可能となり、ファンにとってのNFT保有価値向上を支援する。

今後、凸版印刷は、NFT認証ツール「HAYACAWAわん」の提供を皮切りに、web3関連事業で2025年度までに約10億円の売上を目指す。