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【日本初】8K映像と立体音響使用 高い没入感のコンテンツに 5G使用し遠隔地へ送信 大日本印刷ら6社

【2021年8月18日】大日本印刷(DNP)とアストロデザイン、シャープ、ソシオネクスト、輝日、ドルビージャパンの6社はこのほど、8Kの高精細映像と立体音響技術「Dolby Atmos(ドルビーアトモス)」を掛け合わせた没入感の高い映像コンテンツを日本で初めて制作した。
今後、5G通信などを活用してその大容量データを安定的に配信していくことで連携する。

立体音響技術「Dolby Atmos」は、前後左右に頭上からの音を加えたもので、3次元空間内で音源の本来の位置から音を鳴らし、あたかもその場にいるような感化ウを得られる。

プロジェクトでは、8K映像と立体音響技術「Dolby Atmos」を掛け合わせたコンテンツの制作に加え、コンテンツの配信や再生のインフラ構築まで、各社の強みを活かして一貫して提供する。
高精細な8K映像コンテンツのデータ容量は大きなものとなるため、従来はIP網での送受信は困難とされていた。しかし、シャープの5G通信に対応した8K IP配信ソリューションやソシオネクストの8Kエンコーダ・デコーダ、輝日の動画配信プラットフォームや回線インフラ構築サービスなどを活用し、安定的でスムーズな配信を可能にする。
また、さらなる市場拡大を目指し、さまざまな企業と連携していく協議会などの設立も検討していくという。

システムは、5G通信の環境を整備したDNPのコラボレーション施設「P&Iラボ」(東京都新宿区)で展示し、パートナーとのディスカッションやコラボレーションにつなげていく。
今回、システムでは、沖縄県恩納村の美しい風景・文化を撮影した「8K Heaven Island」と、東映の「スペクタクルライブステージ 神・鬼・麗 三大能∞2020」の映像コンテンツを体験できる。

連携の背景には、新型コロナウイルス感染症の影響により、イベントやコンサート等の多くが開催中止や延期などがある。
ライブ・エンターテインメントに関わる企業はビジネスモデル変革の取り組みを強化する一方、自宅等からでもライブ会場にいるような没入感の高い体験に対する生活者のニーズが高まっている。

プロジェクトでは、コロナ禍をきっかけの一つとして、多様なオンラインサービスの普及が加速するなか、オンラインライブ配信や伝統芸能・文化財の公開などに向けて、コンテンツ制作からインターネット配信などのインフラ構築までを支援。没入感の高い映像体験を多様な環境で楽しめる機会を提供していく。

 

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