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エプソン サイネージ向けの新プリントヘッド 2種類を2021 年度下期から提供開始

【2021年7月21日】セイコーエプソンとエプソン販売(エプソン)は2021 年度下期、大判サイン用プリンタ向けの新プリントヘッドの提供を開始する。

プリントヘッドは、高画質・高速印刷を簡単にプリンタへ実装できるプリントヘッドの新商品。これによりサイネージなどに向けたラインアップを強化する。

「T3200-U3」(T3200)は、4色一体型で、ひとつのプリントヘッドで CMYK4色インクによる高速・高画質印刷の実現が可能。

また、2色一体型の「T1600-U3」(T1600)も同時に発売する。

いずれも「PrecisionCore 」シリーズのプリントヘッドでは初めてヒーターを内蔵し、さまざまな粘度の UV インクに対応する。特にサイネージや商品パッケージの印刷に対して最適なデジタル印刷環境を提供可能。プリントヘッド間の位置を決めるためのメカ設計や、設置時の調整に必要なコストと手間を削減しながら高画質印刷を実現する。

また、両製品ともに、有効印字幅の拡大などによる高速印刷を実現。現行の 4 色一体型「I3200」の有効印字幅 33.8 mm (1.33 inch)に対して、「T3200/T1600」は有効印字幅が 67.2mm (2.65 inch)へと拡大した。
「I3200」からピエゾアクチュエーターを変更しており、より高周波で大きいインク滴サイズを吐出可能にした。
これらにより、「I3200」の「高画質印刷・簡単実装」のコンセプトは維持しつつ、より高速な印刷を実現する。

4 色一体型の「T3200」と 2 色一体型の「T1600」、 2 種類のプリントヘッドをフレキシブルに配置することで、色数や速度が異なるさまざまな種類のプリンタを開発できる。
T3200 には CMYK インク、T1600 にはホワイト、バーニッシュ(透明ニス)などの特色インクを搭載するような使い方も可能。

エプソンは、これらの新商品により、「PrecisionCore プリントヘッド」シリーズのラインアップを6シリーズに拡充し、多様なデジタル印刷環境を提供する。

マイクロピエゾ技術
https://www.epson.jp/technology/core_technology/inkjet/micro_piezo.htm

マイクロピエゾ製造技術
https://www.epson.jp/technology/core_technology/basic_technology/precision_core.htm

 

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