【2021年3月17日】愛知県西尾市の総合印刷会社 エムアイシーグループがユニークなクラウドファンディングを開始した。
今回、同社が始めたのは「擬似エンボス クリア(透明)名刺をつくろう」という同社初のクラウドファンディング。
「擬似エンボス」とは、エンボスのような効果を擬似的に作り出すもの。
「エンボス」は、硬い版(型)を押し付けて素材表面に凹凸を付けた模様や風合いを出す加工法で、書籍や高級なカタログの表紙などで使用されており、視覚だけでなく触覚も刺激する高級な加工法の一つだ。
「擬似エンボス」は、2種類の異なるニスを使用し、凹凸の加工を再現する。透明や半透明のニスを使用し加工するため、印刷と合わせた視覚的な効果も美しく、ミリ以下の単位で細かなテクスチャーも表現できる。
今回、エムアイシーでは、この「擬似エンボス」を名刺に使用する提案を今回のクラファンで行っている。
同社のPR文書によるとエンボス名刺は「インパクト抜群で、渡した相手の記憶に必ず残る」というもので、同社も展示会ではこのタイプの名刺を配っているという。
擬似エンボスを使用する場合、1ロットの数量が大きくなるため、一般的には会社全体で発注するケースが多いが、今回の募集では1ロット(1箱)100枚で10,000円からお試しできるというもの。このほかのコースでは2ロット200枚16,000円、3ロット300枚20,000円も用意している。
デザインは、4パターン×色4パターンの16パターンを用意した。
クラウドファンディングの募集は4月4日(日)までで、配送は4月上旬から中旬を予定している。
同社の担当者は「擬似エンボス印刷の透明名刺を作成したいと多数お問い合わせをいただくが、この技術の特性として、1箱単位では価格が合わず、実現できなかった。今回のプロジェクトを通じて、お客様に透明名刺を安価に届けし、この技術を知って頂けるきっかけになれば」と話す。
クラウドファンディングページの詳細は以下から
https://camp-fire.jp/projects/view/396618
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