【2017年2月6日】大日本印刷(DNP)はこのほど、クレジットカードなどの決済情報を活用して加盟店への送客を促す、クレジットカード発行会社向けサービスを開発した。
このサービスは、従来のキャンペーン用クーポン券などの取り扱いの煩雑さや、効果測定の難しさを軽減するもの。
米国で広がりを見せているCLO(Card Linked Offer)サービスと呼ばれるもので、購買実績を把握しながら、自動的にクーポンや割引などの特典を送るなどキャンペーンにかかわる業務を代行する。
クレジットカード発行会社への導入によるものであるため、加入店舗などでは、新たな機器の導入やオペレーションの追加が必要ないことも特長。
カードユーザーは、自分の好みに合った特典を受け取れるため、カード利用の機会が増加し、これによりキャッシュレス決済の促進が図られ、レジでの待ち時間の短縮にもなりそうだ。
従来のCLOサービスが1回限りのクーポンを配布であったのに比べ、DNPのシステムでは、キャンペーンの「参加条件」や「当選方法」「インセンティブの種類」などといった条件の組み合わせで、多彩なバリエーションへの対応が可能。
キャンペーンの実施日やエントリー数、インセンティブの還元金額など、キャンペーン参加資格の制限もできる。
DNPでは今後、CLO関連に関して周辺事業も含めて2020年に10億円の売上を目指す。
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