【2017年1月26日】凸版印刷は2月から、前橋市役所で国内初の音声翻訳システムの社会実験を行う。
これは凸版印刷が、多言語音声翻訳アプリケーションを開発するフィートと共同で、情報通信研究機構(NICT)の委託研究「自治体向け音声翻訳システムに関する研究開発」を受託したもの。
凸版印刷が前橋市と社会実験連携で合意したことから、今回の社会実験となった。
多言語音声翻訳システムの実用化は、総務省が進める「グローバルコミュニケーション計画」。NICTが推進しており、凸版印刷とフィートの研究開発では、これまでに自治体窓口の業務分析、対訳・音声コーパス(音声翻訳システムの基礎になるビッグデータ)の整備等を実施し開発を進めてきた。
前橋市での社会実験では、隣接自治体を含め多くの外国人が在留する中核市である前橋市の市役所窓口業務に適した音声翻訳システムを研究開発。窓口業務等での外国人対応の課題の整理と対応方策の検討、などを行う。
実験は2019年3月まで行われる。
凸版印刷は、観光立国の実現に向けてさまざまな企業と連携し「本当の日本を知る旅」「もう一度訪れたくなる旅」の外国人旅行者への提供を目指し、外国人旅行者が求める観光サービスや観光コンテンツの開発に取り組む。
ホームページ「自治体向け音声翻訳システムに関する研究開発」
http://www.madoguchi-honyaku.jp
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