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セイコーエプソン パリ春夏コレクションで デジタル捺染技術とドライファイバーテクノロジーでアップサイクル

【2023年1月30日】セイコーエプソンは1月25日、フランスで開催されたパリオートクチュールファッションウィーク2023年春夏コレクションで、使用済みの衣服からアップサイクルした新コレクション制作をサポートした。

これは、ファッションデザイナー中里唯馬氏が主宰するYUIMA NAKAZATOとともに、エプソンのデジタル捺染技術とドライファイバーテクノロジーによって行ったもの。

エプソンのドライファイバーテクノロジーは、既に紙のアップサイクルを実用化。今回、初めて使用済みの衣服から、水をほとんど必要としない繊維化技術をベースに新たな不織布を生み出すことに成功し、同コレクションの一部に使用した。

同コレクションでは、YUIMA NAKAZATOの作品に使用された生地の一部は、世界各地から廃棄される衣服が多く集まるアフリカで調達されており、中里唯馬氏が実際にケニアを訪れて回収した古着から生まれている。

これらの古着は、エプソンのドライファイバーテクノロジーによって合計で約50m分の不織布シートへ再生し、 エプソンのインクジェットデジタル捺染機「Monna Lisa」で顔料インクを使用して印刷され、新しい衣服の一部へとアップサイクルされた。
衣服への利用は実験段階ですが、YUIMA NAKAZATOとエプソンは今後も共同での研究を進める。

また、会場装飾に用いる造作物の一部を、会場のあるパリで印刷することで、YUIMA NAKAZATO の制作を効率的にサポートした。
エプソンは「環境ビジョン 2050」において、「オープンで独創的なイノベーションによる循環型経済の牽引と産業構造の革新」を掲げており、今回の取り組みについて、プリンティングソリューションズ事業本部の五十嵐人志副事業本部長は「顔料インクを使ったエプソンのデジタル捺染技術は、水の使用量を大幅に削減しながらデザイナーの創造性を広げることができる。また、ドライファイバーテクノロジーを使って衣服の再生を行い、持続可能なファッション業界の実現へ貢献できると考えている」と述べている。

エプソンは今後も、YUIMA NAKAZATO が掲げる「全ての人に 1 点ものがもたらす喜びを」というコンセプトのもと、ともに環境負荷を低減しながら、ひとりひとりの多様なニーズに応える高品質な衣服づくりを可能にする技術やプロセス、仕組みの提供を通して、ファッション業界におけるバリューチェーンの進化を目指す。

YUIMA NAKAZATO との活動の詳細はこちら
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ドライファイバーテクノロジーの詳細はこちら
www.epson.jp/prod/smartcycle/

 

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