【2025年10月21日】明治、万代、TOPPANは10月20日から11月30日まで、スーパーマーケット万代の9店舗(兵庫・大阪・奈良)で「明治ブルガリアヨーグルト」400gシリーズ4種の紙カップを回収・リサイクルする実証「明治ブルガリアヨーグルト紙カップ回収チャレンジ」を実施する。
今回の実証では、店頭に設置された専用回収BOXで、家庭で洗浄済みの紙カップを回収。回収したカップは明治が販促物や応募はがきなどのキャンペーンツールとして再製品化する予定。
サーキュラーエコノミーへの移行が求められるなか、紙製容器包装のリサイクル推進が課題となっている。牛乳パックは従来から再資源化されている一方、防水加工などが施されたヨーグルトの紙カップは古紙回収が難しく、リサイクルが進んでいなかった。
明治とTOPPANは2025年5月、明治の本社や関西工場など3拠点で紙カップ回収の社内実証を実施。効率的な回収方法の検証や参加者アンケートを通じて課題を抽出した。その結果を踏まえ、今回は消費者参加型として小売の万代と連携し、店頭回収の有効性を検証する。
実証では、万代が設置場所提供やBOX管理、告知対応を担い、明治は回収施策の企画と再製品化を担当。TOPPANは回収資材の企画・製造、運用管理、再生品を活用した啓発企画などを行う。
3社は今後、紙製容器包装のリサイクル範囲を拡大し、流通、自治体、回収業者、製紙メーカーなどと協働して、循環型社会の形成に寄与する方針だ。
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