【2016年1月22日】日本フォーム印刷工業連合(フォーム工連)は1月21日、東京都文京区関口のホテル椿山荘東京で「平成28年新春懇親会」を開催し、会員や協賛会員など約220人が出席した。
櫻井醜会長あいさつ(要旨)
「平成27年度、フォーム工連は50周年を迎えることができた。50社で始まった連合会はコンピュータの普及とともに1991年には340社にまで増え、バブル崩壊、それに続く長い不況、パソコンの普及などがあり、現在、123社になった。持論だがもっとも精緻な印刷をしているのがフォーム印刷と常に力説しているが、なかなか皆さんついてきていただけない」
「本日はフォーム業界の運営に多大なる貢献をされた6名の方に、創立50周年を記念して功労賞を授与したい。フォーム印刷は“ホップ ステップ ジャンプ”でいえば、今までの50年はホップ、これからがステップ、ジャンプだ。本格的な戦いがこれから始まる。新たな50年、100年に向けてフォーム工連はスタート切る。当協会は未来を切り開くことに貢献します」
来賓あいさつ(要旨)
経済産業省商務情報政策局文化情報関連産業課 高橋淳子 課長補佐
「経済への好循環を作るのは、賃上げ、仕入れ値の上昇、人材や技術など未来への投が重要と感じる。フォーム工連の50周年にお祝い申し上げる。50年間大変な環境の変化があった。昨年はIoT、ビッグデータ、人工知能といった技術革新が大きくクローズアップされた年だった。
昨日、補正予算成立し、クールジャパン施策に67億円、ものづくり補助金1000億円超の予算が配分され、公募が2月くらいから始まる。ぜひご活用いただきたい」
「50周年に心からお祝いを申し上げたい。50年間厳しい局面もあったかと思うが乗り切ってこられたのは、リーダーシップと会員企業のたゆまぬ努力によるものだ。私も昭和43年のミヤコシ入社以来、ビジネスフォームにどっぷり浸かっている。本日、表彰される6名の方には公私にわたってご指導いただいた。
ビジネスフォームは大きな変革の時代を迎えている。このような状況の中では団体の力が重要。一致団結して頑張っていただきたい」
この日は50周年を記念し、「創立50 周年記念功労賞」を団体活動を支えた6名に授与した(詳細は下段)。
続いて、日本印刷産業連合会の堀口宗男専務理事が乾杯し開宴。和やかな時を過ごした。
創立50 周年記念功労賞受賞者紹介(敬称略)
小倉秀文氏 87 歳 (元トッパンムーア㈱社長)
日本フォーム印刷工業連合会の前身であるフォーム印刷協議会から理事を務め、1992年には当団体の第4 代会長に就任。日本のビジネスフォーム産業の創成期から団体活動に大きく貢献した。
小林祥浩氏 77 歳 (元小林記録 ㈱小林クリエイト㈱社長)
日本フォーム印刷工業連合会の前身であるフォーム印刷協議会の理事として1989 年から務め、2002 年から9 年間日本フォーム印刷工業連合会の副会長、2010 年からは顧問として就任。通算25 年間の永きに渡り団体活動に貢献している。
宇都宮五郎氏 77 歳 (元セイコービジネス㈱社長)
1996 年から8 年間 広島地区を中心とした西中国フォーム印刷工業会で会長として就任。会長を退いてからも7 年間副会長として団体運営に尽力した。また 会社経営では、2004年に印刷産業環境優良工場として、経済産業省商務情報政策局局長賞を受賞。さらに2006年にはグリーンプリンティング認定工場の第一号として認定された。
笹氣幸緒氏 73 歳 (元笹氣出版印刷㈱社長)
東北フォーム印刷工業会の会長を1994 年から16 年間、その後監事に就任。通算21 年間の永きに渡り東北地区の団体運営を担った。その間 各種事業でその卓越したアイディアと広い人脈により多くの成果を残した。
渡辺修氏 70 歳 (元㈱恵和ビジネス㈱社長)
日本フォーム印刷工業連合会の前身であるフォーム印刷協議会から理事を務め、1992年に北海道フォーム印刷工業会会長に就任。日本のビジネスフォーム産業の創成期から通算21 年間団体活動に大きく貢献した。
水谷春三氏 86 歳 (元富士印刷㈱社長)
日本フォーム印刷工業連合会の前身であるフォーム印刷協議会の理事として1973 年に就任。1993 年からは中部フォーム印刷工業会の会長に就任し、1998 年から15 年間同会の副会長を務めるなど、中部地区の業界活動の発展に寄与した。
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