【2024年7月18日】伊藤園はこのほど、「健康ミネラルむぎ茶(ティーバッグ)」の包装印刷に水性フレキソ印刷と旭化成の水現像フレキソ印刷樹脂版「AWP」を採用した。
これは旭化成と佐川印刷、シズトクと協業で行われたもので、従来の油性グラビア印刷、ドライラミネート方式から約14%CO2排出量を削減する。
水性フレキソ印刷は、溶剤インクを多く使用するグラビア印刷に比べVOC排出が低く、水性インクは低温での乾燥ができ、乾燥工程でのエネルギーやCO2排出量を削減できる。
さらに印刷樹脂版も、水現像版は水をベースにした現像液を使用するためVOCを含む有機溶剤を使用せず、CO2排出を削減する。
軟包材をコーティングするフィルムラミネーションも、無溶剤型接着剤を使用。また、常温での硬化が可能で乾燥工程も不要なことからCO₂とVOC排出を削減する。
同社では「現在、国内のパッケージ印刷においてはほとんどが油性グラビア印刷だが、近年、環境への意識の高まりからフレキソ印刷が注目をされており、特に印刷プロセスで溶剤を使用しない水性フレキソ印刷への関心が高まっている」としている。
水性フレキソ促進協議会
https://wfpac.jp/
旭化成
https://www.asahi-kasei.com
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